不安という感情は本来、人間の防衛本能による正常な反応なのですが、ふさわしくない状況で不安になったり、日常生活に支障をきたすほど強い不安を感じたりする場合には、不安障害に当てはまる可能性があります。
不安障害は、不安を主な症状とした疾患の総称です。社交不安障害や全般性不安障害、パニック障害、強迫性障害も不安障害に分類されます。
例えば、社交不安障害では、人前に出たり話したりすることへの不安がとても強く、発汗や動悸などの身体症状が現れたり、そのような場面を回避しようとしたりすることで、日常生活に支障をきたしやすくなります。
・不安や心配になることが多い
・緊張や恐怖を強く感じやすい
・不安で外出することができない
このようなことでお悩みではないですか。
不安障害の治療には、薬物療法やカウンセリングが多く用いられます。
カウンセリングでは、カウンセラーとの対話を通じて、不安なことを客観的に捉えられるようになったり、気持ちが落ち着いたりする効果が期待できます。また、エクスポージャー療法(暴露療法)という心理療法を用いて克服したり、リラクセーション法を習得することで不安を軽減できるようにすることもあります。
不安障害は、自分が病気であることに気付きにくく、重症化すると外出が困難になりやすい精神疾患です。一人で悩みを抱え込んでしまっている方も、まずはうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。