やめたいのにやめられない状態は、周りから見ると「自分の意思でやめられないなんて意志が弱い」というように見えることもあるかもしれませんが、意志の強さで解消されるものではないことが少なくありません。
やめたくてもやめられないのは、脳の仕組みに原因があります。自分の中でやめられない行為を行うと、脳内でドーパミンという快楽物質が放出されます。この快楽物質によって、中枢神経が興奮し、それが快楽につながります。
この感覚を脳が覚えてしまうと、脳が同じ快楽をまた求めてしまい、快楽を求める回路ができてしまいます。さらに、何度も同じ快楽を与えていると、中枢神経の機能が次第に低下し、脳はより強い快楽を求めるようになります。一度そのようになると、その強い刺激にも次第に慣れ、どんどん強い刺激を求めてしまいます。
やめられないのにやめられない状態の怖いところは、周りの人にも影響を及ぼしてしまうことです。例えば、買い物がやめられないとなると、借金をしたり、両親に嘘をついてお金を借りるようになります。お金ほしさゆえに、暴力沙汰になってしまうケースもあります。そのようになると社会生活を送ることも難しくなるでしょう。
ストレス発散にした買い物が病みつきになってしまい、そこから抜け出せなくなるなど、やめられないのにやめられない状態は、簡単なきっかけで誰でもなりえます。
・やめたいのにやめられない状態を克服したい
・やめたくてもやめられない悩みを誰にも相談できない
このようなことでお悩みではないですか。
やめたいのにやめられない状態を克服するには、脳内にできた回路を「止め続ける」ことが大切です。そのためには、1人で抱え込まず、誰かに相談して頼るということも大切です。意思や気持ちだけでは解消するのは難しく、周りのサポートに頼りながら断ち切っていくことが成功のカギとなります。それには、家族や友人だけでなく、専門機関やカウンセラーのサポートがとても有効になります。
周りには相談しにくい、対面のカウンセリングはなかなか利用できない、そんな方はぜひ、うららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。