メンタルヘルスとは、心の健康状態(精神的健康状態)を指す言葉です。
近年では「職場のメンタルヘルス」という言葉もよく見られるようになり、メンタルヘルスへの関心が高まっています。
心が健康でなくなっていることを、メンタル不調と表現することがあります。
「健康でない」という表現を使うと、メンタルヘルスの問題がすべて「病気」と捉えられがちなのですが、身体の健康を脅かすものも病気だけではないはずです。マッサージを受ければ楽になるものから、長期的なリハビリが必要なものまで様々でしょう。
メンタルヘルスの問題も、気分障害(うつ病など)のような心の病(精神疾患)から、病気とは診断されないけれど心がくじけてしまっているもの、もやもやとしていて整理が必要なものなど、様々なものが考えられます。
メンタル不調は別のメンタルヘルスの問題を誘発しやすく、放置していて慢性化した、重症化した、心の病気を併発しているといったことになりやすいため、メンタルケア(心のケア)は後回しにしないことが好ましいでしょう。
・日常的に落ち込みやすくなった
・不安を感じることが多くなった
・仕事に集中できなくなった
・何にもやる気が起きなくなった
このようなことでお悩みではありませんか。
カウンセリングでは、カウンセラーと相談者の相互作用によって、悩みやメンタルヘルスの問題の解決を目指したり、より自分らしく生きていくためのサポートを行なったりします。
メンタルカウンセリングの効果は、いくつもの精神疾患の研究において認められており、一人で抱えていたものをカウンセラーに話すことで気分がスッキリとする心のケアだけでなく、自分自身について理解を深めることで様々な気付きが得られたり、考え方や行動のパターンを見直すことで困難を抱えにくくなったりします。
自分だけで判断しようとすると、症状を軽くみてしまい、気がついたら深刻な状況になっていることも考えられます。深刻な悩みではないと思っていても、健康診断やメンタルケアのつもりで一度、専門家によるメンタルカウンセリングを受けてみてはいかがでしょうか。
カウンセリングとは、心理学の知識や技術を持つカウンセラーとのやり取りによって、相談者の悩みやメンタルヘルスの不調の解決を目指すことです。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・カウンセラーに理解してもらうことで、直面している問題を受け入れる
・一緒に問題を整理することで、要因や改善方法、自分の気持ちに気づく
・考え方のクセや人間関係のパターンなどに気づき、変容を促す
・1人で抱え込んできた悩みを話すことで、気分がすっきりとしてストレスを軽減する
はい。うつ、不安、無気力、もやもや、トラウマなどの様々な内容について、問題の程度や悩みの大小にかかわらず、カウンセリングを受けることができます。
通常、カウンセリング費用は健康保険が適用されないため、自費での支払いとなることが多いです。例外として、精神科医の指示のもと、治療として行われるカウンセリングの場合は、保険適用となる場合があります。医療費控除も同様に、臨床心理士や公認心理師のみで実施するカウンセリングは、控除の対象外となります。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・友人などには話しづらいことも安心して話すことができる
・悩みや自分の気持ちを否定せずにしっかり聞いてもらえる
・問題解決のための行動や取り組みについて、カウンセラーと一緒に進めることができる
メンタルヘルス不調の治療にカウンセリングが適用されるのは、本人の症状が落ち着き、カウンセリングを受ける意思がある場合です。
休養・服薬だけで精神疾患の症状が一時的に改善しても、ストレスを抱えやすい根本的な原因が改善していないことが少なくありません。
カウンセリングで、自身の性格や考え方のクセ、対人関係のパターンなどを見直すことで、ストレスにうまく対処できるようになり、メンタルヘルス不調の再発や悪化を防ぐことが目的となります。
うららか相談室では、ビデオ・電話相談:5,500円 / 回(50分)、メッセージ相談:3往復4,620円~でカウンセリングを受けていただけます。※料金は税込表示です。