精神科では医師が話に耳を傾けてくれる、医師との会話を通じてメンタルの不調が改善していく――そんなイメージを抱き勇気を振り絞って精神科を受診したのに、初診では伝えたいことの半分も口に出来ないうちに診断名を告げられ、お薬を処方される。再診では話もそこそこにお薬の調整をされるだけ。そのような受診が続くことにストレスを感じられている方は少なくないのではないでしょうか。
しかしそうした診療を行わざるをえない医療機関側にも事情はあります。日本の医療保険制度では医者が患者さんの話を聞くことは高く評価されません。精神科の場合は初診で30分程度、再診を5~10分程度で済ませた場合に診療報酬上もっとも高く評価されるよう制度設計されているのです。
病気の説明を十分に行えない、処方した薬の効き方や副作用を説明する時間が無い。薬以外の指導に時間を割けない。こうした側面を精神科医の側ももどかしく思っています。
このプログラムでは、普段の診察で主治医から聞けない病気の説明や標準治療、処方されているお薬の作用・副作用、薬物療法以外の治療について時間をとってお話しさせていただきます。十分な知識を持つことで主治医とのコミュニケーションを円滑化する手助けができれば幸いです。
主治医から病気や薬、治療について十分な説明を受けていないと感じている方
※主治医から診断名を告げられている方を対象とさせていただきます。
※気分障害(うつ病や躁うつ病)、不安障害(パニック障害や社交不安障害)、統合失調症の診断を受けておられる方を対象といたします。「自律神経失調症」や「不安神経症」、「抑うつ状態」といった伝統的診断名を告げられている方からの相談も受け付けますが、標準化された診断基準や治療ガイドラインが確立していない疾患分野ですのでお役に立てる範囲は限定されるかもしれません。
・初回面談にて発症から現在に至るまでの病歴と治療歴を問診形式で聴取させていただきます。ポイントポイントで当方から質問を差し挟ませていただき、相談者様がこれまで十分に説明を受けられてこなかった部分を明確化します。
・主治医から相談者様に告げられている診断に対して学会のガイドラインなどで推奨されている標準治療について説明します。疾患の説明や相談者様が処方されているお薬の効果や副作用、薬物療法以外の治療法(カウンセリングなど)の必要性などについても説明し、主治医とのコミュニケーションの取り方についても助言いたします。
お薬手帳があればご用意ください。受診歴や入院歴(あれば)についてあらかじめ時系列でまとめておいていただけると効率的に相談を進めることができます。
・このプログラムは、連続した2コマ(1コマ50分×2)を単発で実施することを想定しています。同時に2コマを連続で予約してください。初回面談と説明を別日に行うことも可能ですが、その場合は2回目の相談日を、初回面談からできるだけ近い日程でご予約ください。
・オンライン医療相談であってオンライン診療ではありません。診断を含めた医療行為は行えませんので主治医から診断名を告げられている方を対象とさせていただきます。
・僕の専門性の観点から、気分障害(うつ病や躁うつ病)、不安障害(パニック障害や社交不安障害)、統合失調症の診断を受けておられる方を対象といたします。「自律神経失調症」や「不安神経症」、「抑うつ状態」といった伝統的診断名を告げられている方からの相談も受け付けますが、標準化された診断基準や治療ガイドラインが確立していない疾患分野ですのでお役に立てる範囲は限定されるかもしれません。
・主治医の許可を得た上で、お申込みください。