対人恐怖症とは通称であり、医学上は社交不安障害(SAD)に含まれると考えられていますが、区別されて使用されることもあります。社交不安障害とは、人前での緊張や不安がエスカレートし、日常生活に支障をきたすことを指します。恐怖を抱いている対象となる人物の属性がある程度はっきりとしている場合や、「恥ずかしい」という感情だけでなく「相手を不快にさせていないか」という不安が強い場合に、社交不安障害ではなくあえて対人恐怖症と呼ぶことがあります。「相手を不快にさせていないか」という不安が強いために、「自分は社交不安障害ではないか」と思うケースも見られますが、その不安の内容によっては強迫性障害と診断される場合もあります。
・対人恐怖症や異性恐怖症を改善、克服したい
・人が怖いと感じるのを克服したい
・人に迷惑をかけるのが嫌で、対人を避けてしまう
このようなことでお悩みではないですか。対人恐怖症の改善・克服には、カウンセリングによって、恐怖の原因となる考え方やものごとの捉え方に新たな視点・気付きを与える「認知行動療法」からのアプローチがとられることが多いです。なお、場合によっては、強迫性障害における「加害恐怖」の治療が必要と判断される場合もあります。
また、対人恐怖症を克服するためには、恐怖の対象を回避するのではなく、徐々に慣れていくことが大切です。カウンセリングでは、このような取り組みをカウンセラーと一緒に段階的に進めていくことができます。
人が怖いと感じる、対人恐怖症を克服したいと思っている方はぜひ、うららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。
対人恐怖症の克服には、認知行動療法が用いられることも多いです。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・一緒に問題を整理することで、要因や考え方のクセ、克服方法などに気づくことができる
・問題克服のための行動や取り組みについて、カウンセラーと一緒に進めることができる
・リラクゼーション法を習得し、不安に対して心身を落ち着かせることができるようになる
・カウンセラーに理解してもらい、自分を受け入れることで、自己肯定感や自信を取り戻す