井上 美代子
(いのうえ みよこ)女性
公認心理師・産業カウンセラー
本日20:00〜 相談可能
紹介文
家族関係、生きづらさ、うつ、子育て、離婚、性暴力・DV被害、セクシュアル・マイノリティなどの相談を得意とされているカウンセラーさんです。公的機関で15年の相談経験をお持ちで、メンタルヘルス、怒り、不安、自己嫌悪、自分に自信がないなどの悩みにも対応されています。
カウンセラーからのメッセージ
こんにちは。公認心理師の井上美代子です。メッセージをご覧いただきありがとうございます。
〇 カウンセラーに話してみたいと思っているあなたへ
相談する時どうしたらいいの?初めてなので何をどう話せばいいのかわからない・・・。
そうお考えの方もいらっしゃるかもしれません。しかし、相談はどこからお話いただいても構いません。どうぞ安心してお話しください。
自分が自分でないような生きづらさ、人間関係の中で自分らしく振る舞えない辛さ。さらには身体、精神、性的な暴力によって打ちのめされるような体験ですら、体験する本人にとっては矛盾に満ち、混乱し、およそ手も足も出ないような体験として受け止められていることが多いものです。お話が整理されている必要はありません。
「サバイバー」という言葉をご存じですか。「サバイバー」というのは、困難な状況を生き延びてきた人たちに敬意を払って言う言葉です。これまで「被害者」と言われてきた人たちのことを指していますが、「被害者」と言う時、私たちは力を奪われた弱い人を想像してはいないでしょうか。しかし、実際には、その人たちは大変な状況の中を生き延びてきた人であり、その力を持っている人なのです。
相談者の多くは、親や恋人、友人や職場の人など、親しい人や身近な人から深く傷つけられ、その後遺症に悩んでいます。しかし、それが被害として認識されていることは少なく、むしろ自分の至らなさや恥としてとらえられていることも稀ではありません。ですが、相談者は至らない人ではなく、かといって、被害者でもありません。もしあなたが、今悩み苦しんでいるというのなら、あなたは悩み苦しみながらでも生き抜こうとしているサバイバーなのです。
〇 どんな相談ができますか?
20代から女性支援の活動を続け、性暴力被害やDV、生きづらさなど、支援の現場で多くの女性たちの声に耳を傾けてきました。また民間の相談機関ではカウンセリングのほか、アサーティブトレーニングなどのグループワークも行い、15年務めた公的機関では離婚やDV、子育ての悩みなどの相談を行いました。相談技法は、解決志向アプローチや、ナラティブセラピーなどをベースにしています。
● 自分が自分でないような気がする。自己嫌悪や自信のなさといった生きづらさの悩み全般
「出口はあるが、自分が一番見たくないところにある」この言葉は、多くの方の相談を受ける中で、私が常々感じてきたことです。自分の「痛み」に向き合えば、そこから解決の糸口が見つかり外に出られるのに、痛みとは、自分自身の弱さであり、最も他人に知られたくないことであり、恥ずかしい自分であったりするために、なかなか向き合うことができません。また、自分を見つめ変わろうとするとき、慣れ親しんだ自分が壊れてしまいそうで怖いと感じることもあります。なぜなら、見知らぬ幸福より見知った不幸のほうが安心できる気がするからです。自分の心のとらわれから出たいと思ってもこのような様々な困難が立ちふさがり、外へ出られないということがよくあります。このような困難に直面した時、カウンセリングが役立ちます。少しの勇気があれば、カウンセラーがそばにいて共に歩んでくれるからです。
● 離婚
離婚の選択、取り決めや準備、子どもへの配慮。さらに、どのような支援があるのかなど、離婚とは精神的、肉体的に追い詰められた中での情報収集、判断の連続です。自分の場合は離婚をしたほうが良いのか迷っている方も、ぜひご相談ください。
● 性暴力
被害によりPTSDを発症される方も多いですが、それがどのように日常生活や心身の健康、周囲の人間関係に影響を与えるのか、注意しなければならないことは何かなど、一人ひとりの状況に即して共に考えていきます。
● DV
危険からどうやって子どもや自分自身の身を守るのか、心の問題だけにとどまらない具体的な対処が重要になってきます。また、DVから逃れた後の心の回復や生活の再建も大きな課題です。
● 厄介な感情への対処
怒り、不安等「負」の感情は厄介なものと捉えがちですが、自分を知るためのセンサーとして活用することができます。不安もなくすことはできませんが、具体的に検討することによって、漠然とした不安を限定的で対処可能なものに変えることはできます。
そのほかにも・・・
● 子育ての悩み
● 家族との関係
● うつ等メンタルヘルス
● セクシャル・マイノリティ など
〇 大切にしていることは?
めざしてきたのは、相談に来られた方がその人本来の力を取り戻し、今の自分にとりあえず「よし」と思っていただけることです。
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資格・経歴
女性支援の活動に携わる中で、心理的な支援の必要性を強く感じカウンセリングを学ぶ。NPOや民間のカウンセリングルームでの相談、グループワークの経験のほか、講演活動やセクシュアル・ハラスメントの調査研究等も行う。公的機関で15年の相談経験がある。女性の悩みや生き難さ。離婚、子育てといった家族関係の悩み。性暴力やDVの被害、性的マイノリティの相談などに強みがある。
資格:公認心理師、産業カウンセラー