ADHD(注意欠如・多動性障害)は発達障害の一つであり、主に小学生の時期に多く診断され、以下のような、不注意傾向と多動・衝動性が日常生活の妨げになっている場合に診断されます。
1.不注意
細部の確認が苦手、集中が途切れる、もの忘れが多い、課題を順序立てるのが苦手など
2.多動・衝動性
身体をせわしなく動かすことが多い、静かに遊ぶことが難しい、順番を待てないことが多いなど
ADHDの中には大人になると軽減される症例もありますが、やはり「集中できない」「急に気分が変わる」などで実生活で失敗を経験することがあり、生きづらさを抱える人も多いとされています。
ADHDは生まれつきの特性としての要素が大きく、具体的な原因までは知られていません。
認知行動療法を含むカウンセリングやスケジュールなどの行動管理によって、自身のADHDの症状を客観的に理解することが、困難を改善するための手助けになります。
・大人のADHD傾向があり、生きづらさを改善したい
・ADHDの子どもがいて、困りごとが多い
このようなことでお悩みではないですか。
ADHDの性質によって、親元を離れてから生活環境が悪くなったり、学業や社会での失敗などからネガティブな感情を抱えたりすることも多い一方で、大人になって職業において「独創的」と言われる人も多いとされています。
「普段どのようなことで困難を抱えることが多いか」について整理をし、日常の困難を改善していく方法やADHD傾向によるストレスを軽減させるための工夫などを、カウンセラーと一緒に考えていけるといいでしょう。うららか相談室では、発達障害を抱える人の社会支援を行なってきたカウンセラーも多く在籍しています。ぜひ、困りごとについて専門家にお話してみてください。
ADHDは先天的な発達障害であり、ADHDそのものが治るということはありませんが、適切な対応や生活の工夫、自分の特性を理解することや心理療法などによって、症状や困りごとを改善することは可能です。
ADHDの診断がついていなくても、カウンセリングは受けられます。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・生きづらさについて話をすることで、考え方のクセや行動パターンに気づいたり、傷ついた体験を整理して捉えなおす
・問題改善のための行動や取り組みについて、カウンセラーと一緒に進めることができる
・自分について話をすることで、自分と向き合い、受け入れ、自分らしさを取り戻す
・1人で抱え込んできた悩みを話すことで、気分がすっきりとしてストレスを改善する
はい。ADHDを抱えている本人への接し方や本人との関係についてカウンセリングを受けることができます。
大人のADHDのカウンセリングでは、認知行動療法が用いられることも多いです。認知行動療法とは、自身の考え方の癖や行動パターンを把握し、ものの捉え方を整理したり、少しずつ行動を変えたりすることで、抱えている苦しみやストレスを軽減したり、問題の改善を目指したりする心理療法です。
はい、可能です。うららか相談室では、東京の他にも、埼玉・神奈川・大阪など、対面でADHDのカウンセリングを受けることができるカウンセラーが多数登録しております。対面相談可能なカウンセラーはこちらよりご確認いただけます。
はい。大人のADHDについてのカウンセリングを行うことは可能です。
カウンセリングでは、悩んでいることや考えていることなどを自由に話すことができます。何を話せばいいか分からない場合も、カウンセラーが質問などを通じて進行しますので問題ありません。事前に話す内容を考えたい人は、例えば、以下のような項目を参考にしてみてください。
・困っていること 、つらいと感じていること
・具体的な身体的・精神的症状
・家庭環境や職場などの環境や成育歴について
・問題改善のためにこれまで行なってきたこと
・カウンセリングを通じてどのようになりたいか
通常、カウンセリング費用は健康保険が適用されないため、自費での支払いとなることが多いです。例外として、精神科医の指示のもと、治療として行われるカウンセリングの場合は、保険適用となる場合があります。医療費控除も同様に、臨床心理士や公認心理師のみで実施するカウンセリングは、控除の対象外となります。
本人がカウンセリングを受ける意思がない場合、無理に受けさせても、カウンセラーとの対話がうまくいかなくなる可能性が高いです。本人が拒否する場合、まずはご自身でカウンセリングを受けてみることが効果的です。「カウンセリングとはどういったものか」を知り、自分の変化を近くで感じてもらうことで、本人にカウンセリングに興味を持ってもらいやすくなります。
うららか相談室では、ビデオ・電話相談:5,500円 / 回(50分)、メッセージ相談:3往復4,620円~でカウンセリングを受けていただけます。※料金は税込表示です。