アダルトチルドレンとは、幼少期に親から虐待を受けるなどして、心に傷やトラウマを抱えたまま大人になり、そのことによって生き辛さを感じたり、精神的に不安定な状態になってしまっている人のことを指します。症状としては様々で、自分に対して極端に否定的であったり、他人と親密な関係になれない、人のことを過剰に批判してしまう、というようなことがあります。アダルトチルドレンは正式な診断名ではなく、上記に当てはまる人については、不安障害やうつ病、パーソナリティ障害等の診断名がつくことが多いです。
・過去のトラウマを克服して自由になりたい
・自分の心と向き合ってアダルトチルドレンを改善したい
このようなことでお悩みではないですか。
アダルトチルドレンを克服するには、自分の中にある心の傷やトラウマを見つめ直し、現在抱えている悩みや問題をどう解決していくかを一つ一つ考えていくことが重要です。
カウンセリングは、カウンセラーとの対話の中でこの作業を効率的に行っていくことができます。アダルトチルドレンを克服するのには時間がかかりますが、継続的にカウンセリングを行うことで、少しずつ回復していくでしょう。
アダルトチルドレンの影響でつらい思いをしている方、アダルトチルドレンではないかとお悩みの方は、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。
個人によって様々ですが、大きく以下のような特徴があります。
・育った家庭環境に虐待やネグレクトなどの問題がある
・自己肯定感が低く、自分に自信がない
・人間関係がうまくいかず、他人に依存しやすい、または親密になれない
・自分の感情を表すことが苦手で、自分の人生をうまく楽しめない
・自分が親から受けたことを自分の子どもに繰り返す「世代間連鎖」が起こりやすい
アダルトチルドレンの原因は、機能不全家族や毒親といわれ、以下のようなことが挙げられます。
・親のアルコール依存症
・虐待(身体的・心理的・性的)・ネグレクト(育児放棄)
・親の過干渉・支配または無関心
・両親の不和・DV
カウンセリングとは、心理学の知識や技術を持つカウンセラーとのやり取りによって、相談者の悩みやこころの不調の解決を目指すことです。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・過去について話をすることで、カウンセラーと一緒にトラウマを整理して捉えなおす
・生きづらさについて話をすることで、考え方のクセや人間関係のパターンなどに気づく
・自分について話をすることで、自分と向き合い、受け入れ、自分らしさを取り戻す
・1人で抱え込んできた悩みを話すことで、気分がすっきりとしてストレスを軽減する
本人がカウンセリングを受ける意思がない場合、まずはご自身でカウンセリングを受けてみることが効果的です。「カウンセリングとはどういったものか」を知り、自分の変化を近くで感じてもらうことで、本人にカウンセリングに興味を持ってもらいやすくなります。
はい、可能です。うららか相談室では、東京の他にも、埼玉・神奈川・大阪など、対面でアダルトチルドレンのカウンセリングを受けることができるカウンセラーが多数登録しております。対面相談可能なカウンセラーはこちらよりご確認いただけます。
親の影響による生きづらさを軽減し、自分らしい生き方ができるようになることを意味する場合が多いです。
アダルトチルドレンは以下の6つのタイプに分けられるという考え方があります。必ずしもこのタイプに当てはまるわけではなく、自身の特徴を理解するための参考として用いられることが多いです。
1.ヒーロー(英雄)
親からの期待に応えるために頑張りすぎてしまうタイプです。そのため周囲から真面目で頑張り屋との評価を受けますが、努力の目的を見失い、失敗や挫折によって心が折れやすいのが特徴です。
2.スケープゴート(いけにえ)
暴力や非行といった問題行動、学業の放棄などにより、家庭内の不満の対象になろうとするタイプです。大人になっても「自分は悪い存在だ」という意識による問題に悩むことがあります。
3.ロスト・ワン(いない子)
家庭内で自分の意思や存在を消すようにして、家族の問題から心身を守ろうとするタイプです。大人になっても自己主張が苦手なことが多いです。
4.ケアテイカー(世話役)
子どもながら献身的に家族の世話を行い、家庭を支えようとするタイプです。大人になっても自分を犠牲にしてまで他人に尽くそうとすることがあります。
5.ピエロ(道化師)
家庭内の険悪な雰囲気を和らげるために、ふざけたり冗談を言ったりして明るく振る舞ってきたタイプです。周りからは明るい性格に見えますが、他人の顔色をうかがいすぎてしまうことや、本来の自分とのギャップに悩むことがあります。
6.イネイブラー(慰め役)
ケアテイカー(世話役)と似ていますが、自分を犠牲にして親が解決しなければいけない問題をかばってしまうタイプです。例えば依存症の親に代わってトラブルや放置された家事を片付けたりすることで、親の依存を助長することにつながります。
虐待やネグレクトだけでなく、家庭内の様々なことがトラウマになる場合があります。問題の程度や悩みの大小にかかわらず、すべての方がカウンセリングを受けることができます。
アダルトチルドレンの克服には、認知行動療法が用いられることも多いです。
うららか相談室では、ビデオ・電話相談:5,500円 / 回(50分)、メッセージ相談:3往復4,620円~でカウンセリングを受けていただけます。※料金は税込表示です。