カウンセリングとは、心理学の知識や技術を持つカウンセラーとのやり取りによって、相談者の悩みやこころの不調の解決を目指すことです。
アダルトチルドレンの克服とは、親の影響による生きづらさを軽減し、自分らしい生き方ができるようになることを意味する場合が多いです。
アダルトチルドレンは以下の6つのタイプに分けられることがあります。必ずしもどれかのタイプに当てはまるわけではありませんが、自分を理解するための参考として用いられることが多いです。
1.ヒーロー(英雄)
親からの期待に応えようと頑張りすぎてしまうタイプ。そのため真面目で頑張り屋との評価を受けますが、努力の目的を見失い、失敗や挫折によって心が折れやすい傾向があります。
2.スケープゴート(いけにえ)
暴力や非行等の問題行動、学業の放棄などにより、家庭内の不満の対象になろうとするタイプ。大人になっても「自分は悪い存在だ」という意識に悩むことがあります。
3.ロスト・ワン(いない子)
家庭内で自分の意思や存在を消すようにして、家族の問題から心身を守ろうとするタイプ。自己主張が苦手なことが多いです。
4.ケアテイカー(世話役)
子どもながら献身的に家族の世話を行い、家庭を支えようとするタイプ。大人になっても自分を犠牲にして他人に尽くすことがあります。
5.ピエロ(道化師)
家庭内の険悪な雰囲気を和らげるために、ふざけたり冗談を言ったりして明るく振る舞ってきたタイプ。周囲には明るく見えますが、他人の顔色をうかがいすぎてしまったり、本来の自分とのギャップに悩むことがあります。
6.イネイブラー(慰め役)
親が解決しなければいけない問題を引き受けてしまうタイプ。例えば、依存症の親に代わってトラブルや家事を解消してしまうことで、結果的に親の依存を助長します。
うららか相談室では、ビデオ・電話相談:5,500円 / 回(50分)、メッセージ相談:3往復4,620円~でカウンセリングを受けていただけます。※料金は税込表示です。
アダルトチルドレンの克服には、認知行動療法が用いられることも多いです。
認知行動療法は、考え方の癖や行動パターンを把握・修正することで、悩みや問題の解決を目指す心理療法です。
虐待やネグレクトだけでなく、家庭内の様々なことがトラウマになる場合があります。問題の程度や悩みの大小にかかわらず、すべての方がカウンセリングを受けることができます。
本人がカウンセリングを受ける意思がない場合、まずはご自身でカウンセリングを受けてみることが効果的です。「カウンセリングとはどういったものか」を知り、自分の変化を近くで感じてもらうことで、本人にカウンセリングに興味を持ってもらいやすくなります。
はい、可能です。うららか相談室では、東京の他にも、埼玉・神奈川・大阪など、対面でアダルトチルドレンのカウンセリングを受けることができるカウンセラーが多数登録しております。対面相談可能なカウンセラーはこちらよりご確認いただけます。