失感情症(アレキシサイミア)は、自身の感情への理解・表現が乏しい性格特性を指します。感情がない、あるいはなくなるということではありません。また、失感情症は病気ではなく、あくまでも性格特性ですので、それ自体を治療しなければならないというわけではありません。ただし、アレキシサイミア傾向と心身症(過敏性腸症候群など)には関連が見られ、ストレスや対人の課題を抱えやすいことが指摘されています。これは、心身にストレスを受けているにもかかわらず気づけなかったり、他人との情動的な交流を苦手とするためです。自身のアレキシサイミア傾向との上手な付き合い方を取り入れることで、精神的・身体的な不調や人間関係の悩みによるストレスを軽減することができます。
・もっと喜んだほうがいい、悲しんだほうがいいと言われる
・自分の気持ちをうまく表現できない
このようなことでお悩みではないですか?
まずは、自分の特性を理解するところから始めてみましょう。どんな特性を持つ人であっても、自己理解を深めることは豊かな人生を送るために有効ですが、アレキシサイミア傾向が強い人にとっては特に重要な過程になります。自分だけでなく他人も含めた様々な感情に気づくために、トレーニングに近い取り組みを行なっていくこともあります。アレキシサイミア傾向とうまく付き合っていきたい、情動的な交流を習得してもっと豊かな生活を送りたいという方は、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。