「辛いことがあったから今日は部屋で休みたい」「しんどいから一日中部屋から出たくない」そんな風に思うことは誰しもあるものです。しかしその状態が長引いてしまうと、引きこもりの状態になってしまいます。
ひきこもり状態とは、『就学や就労をしておらず、自宅を中心とした生活を送る状況が6か月以上続いている状態』と定義されています。
ひきこもりの原因は、人間関係や挫折経験であることが多く、例えば以下のようなケースが考えられます。
・学校でいじめを受けて不登校になり、それから引きこもり続けているケース
・大学入試や就職活動で失敗し、自信を失ってしまったケース
・就職をしたもののハラスメントなどのストレスによって働くことに消極的になってしまったケース
・引きこもりを克服して外に出られるようになりたい
・引きこもりを治して社会復帰したい
・親がいなくなったらどう生活して良いのかわからない
このようなことでお悩みではないですか。
ひきこもり状態が長期化すると、80代の親が50代の子どもの生活を支える「8050問題」に発展します。
一人での生活に困らない状態であれば問題ないのですが、生活力がついていないと、親の死後に急に社会に放り出されることになり、適応が非常に難しくなってしまいます。
まずは家族以外の人と話す、ちょっとした悩みを話したり何気ない会話をする、ということから始めてみませんか。
ビデオや電話では話しづらい、という方は、メッセージ相談も活用してみてください。
カウンセリングとは、心理学の知識や技術を持つカウンセラーとのやり取りによって、相談者の悩みやこころの不調の解決を目指すことです。
はい。多くの場合は、ひきこもりの本人ではなく、親や家族が相談することから始まります。
うららか相談室では、ひきこもりの本人だけでなく、その家族の相談にのりながら、家族の力で問題の解決を目指す「家族療法」という心理療法を受けることもできます。
はい、可能です。うららか相談室では、東京の他にも、埼玉・神奈川・大阪など、対面でひきこもりのカウンセリングを受けることができるカウンセラーが多数登録しております。対面相談可能なカウンセラーはこちらよりご確認いただけます。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・カウンセラーと一緒に問題を整理することで、人それぞれ異なる原因や改善方法に気づき、環境に問題がある場合は、環境調整をすることができる
・1人で抱え込んできた悩みを話すことで、気分がすっきりとしてストレスを軽減する
・カウンセラーに理解してもらうことで、直面している問題を受け入れ、安心感や自信を取り戻す
・傷つきによる苦痛や社会への不安などを和らげる
本人がカウンセリングを受ける意思がない場合、まずはご家族の方がカウンセリングを受けてみることが効果的です。「カウンセリングとはどういったものか」を知り、家族の問題を整理することができたり、家族の変化を近くで感じてもらうことで、本人にカウンセリングに興味を持ってもらいやすくなります。