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  1. 「自分の子どもが嫌いになりそう」という心理と改善方法

「自分の子どもが嫌いになりそう」という心理と改善方法

更新日 2022.12.08
育児・子育て
うららか相談室

自分の子どもが嫌いになりそう、子どもを愛せない…このようなことでお悩みではないですか。「自分の子どもが嫌いになってしまうなんて、親として失格なのではないか?」と考える人も少なくありません。では、子どもが嫌いになってしまうのには、どのような原因があるのでしょうか。また、子どもが嫌いになりそうなときは、どのように改善すればいいのでしょうか。

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目次

- 子どもが嫌いになりそうな心理・原因

- 子育てがしんどいと感じる理由

- 子どもが嫌いになりそうなときの改善方法

- まとめ

子どもが嫌いになりそうな心理・原因


自分の子どもが嫌いになりそうなとき、子育てにストレスを抱えていることが少なくありません。子育ては、自分の言ったように子どもが動いてくれなかったり、自分のやりたいことができなかったりするなど、思い通りにいかないことの連続です。特に、子どもが小さいうちは言葉が通じず、意思疎通がスムーズにできないために疲れやすくなります。子どもが2歳ごろになるとイヤイヤ期といって、何をしても拒否されたり、理由が分からず泣かれ続けたりするため、自分の子どもに嫌気がさすことが多くなります。


また、自分の親との関係が良くなかった人は、自分の子どもへの接し方に悩みを抱えやすくなります。これは、自分の経験をもとに親子を含む人間関係のモデルがつくられるためです。特に、虐待やネグレクトなどを経験した人ほど、子どもの主張にイライラすることが多いと考えられています。

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子育てがしんどいと感じる理由


子どもが嫌いになりそうなときは、子育てがしんどいと感じていることが多いです。では、子育てがしんどいと感じる理由には、どのようなことが挙げられるのでしょうか。


  • 自分の時間がない

子育てをしていると、自分の時間がほとんどなくなってしまいます。特に、子どもがまだ小さいころは目が離せない中で、家事や仕事もするとなると、ゆっくり寝る時間もなくなることがあります。趣味を楽しんだり友達と遊んだりする時間すらなくなると、子育てがしんどいと感じやすくなります。


  • 言うことを聞いてくれない

例えば、一緒に出かけるのを嫌がったり、自分がせっかく作ったご飯を食べてくれなかったりなど、子どもが言うことを聞いてくれない状態が続くと、子育てがしんどいと感じやすくなります。特に、子どもが公共の場で静かにしてくれない、泣き止まないといったことは、周りに迷惑がかかるかもしれないため、必死で解決しようとして疲れやすくなります。


  • 自分のペースで動けない

子どもがいると自分のペースで動けなくなることが増えます。自分がお手洗いに行こうとするだけでも泣かれたり、ご飯を食べるのもままならなくなったりすることがあります。日常的な行動すら制限されることが多くなると、子育てがしんどいと感じやすくなります。


  • 孤独を感じる

子どもを保育園や幼稚園に預けて外の世界と触れる機会があれば、子育ての悩みを人と共有したり、子育て以外の時間を過ごしたりすることができますが、子どもがまだ小さい方や専業主婦をしている方は、子どもとずっと一緒に家で過ごすことが多いです。家で子どもと二人の時間ばかりを過ごしていると、子育てを頑張っているのに誰からも評価してもらえず、孤独な気持ちになり、子育てがしんどいと感じやすくなります。


  • 正解が分からず不安になる

子育てに正解はありません。元気に育ってくれればそれでいいという人もいれば、小さいころからしっかりとした教育をしたいという人もいるでしょう。正解がない中、手探りで子育てをしていると、周りからのちょっとした言葉に不安になったり、傷ついたりすることがあります。「言葉をしゃべるのが遅い」などのことで、ほかの子どもと比べて不安になったり、焦ったりすることが多くなると、子育てがしんどいと感じやすくなります。

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子どもが嫌いになりそうなときの対処法

子育てがしんどくて自分の子どもが嫌いになりそうなときは、下記のような対処法を試してみてはいかがでしょうか。


  • 子どものいいところに目を向ける

子育てがしんどいときは、子どもの手がかかるところばかりを見てしまいがちです。子どもが今日できたことやがんばったことなどに目を向けるようにしてみましょう。例えば、素直に自分の気持ちを言えるところ、友達と元気よく遊ぶところなど、日記のようなものをつけてみると良いかもしれません。

また、子どもに落ち着きがない、癇癪(かんしゃく)を起こすなどの傾向が強く見られ、手がかかると感じられる場合には、発達障害の診断を受けてみることも検討してみてください。このような場合、子どもの特性に合った環境を整えたり接し方を工夫したりすることで、親子ともにストレスを減らすことができます。


  • 産まれたときのことを思い出す

毎日の子育てに疲れて自分の子どもが嫌いになりそうなときは、子どもが産まれたときのことを思い出してみましょう。頑張って産まれてきてくれたことを思い出すと、愛おしい気持ちを思い出し、優しく接することができるかもしれません。当時の写真やビデオを一緒に見てみるのも良いでしょう。


  • 自分の時間を作る

疲れやストレスがたまっているときは、自分が好きに使える時間を作るようにしてみましょう。家族に頼れる人がいない場合は、一時保育などを利用するのがおすすめです。子育てのことから離れ、ゆっくりしたり趣味を楽しんだりしてストレスを減らすことで、気持ちに余裕ができやすくなります。


  • 話を聞いてもらう

一人で悩みを抱えすぎてしまっているときは、周りの人に話を聞いてもらうことも効果的です。信頼できる家族や友人などに、子育ての悩みや愚痴を聞いてもらいましょう。話をただ聞いてもらうだけでも気持ちがすっきりとしやすくなります。


  • 子育て支援を活用する

子どもの一時預かりをしてくれたり、自宅に来て話を聞いてくれたりといった、子育ての負担を減らすサービスを利用することも検討してみてください。幼稚園や保育園に入れておらず一人の時間がない、子育てで忙しく休む暇がないというときにとても役に立ちます。

地域の子育て支援センターに、利用できる支援について問い合わせをしてみましょう。


  • カウンセリングを受ける

自分の子どもが嫌いになりそうな悩みは、必ずしも子育ての負担を減らせば改善するというわけではありません。子どもに対する接し方や考え方には、自分の中の様々な経験や感情が反映されます。カウンセラーにつらい気持ちを話すことでストレスを減らす効果もありますが、それだけではなくカウンセリングで自分の内面にある原因や感情に気づくことができると、自分の子どもが嫌いになりそうな気持ちを改善しやすくなるでしょう。

うららか相談室では、ビデオ・電話・メッセージ・対面形式から好きな方法を選んで、臨床心理士などのカウンセラーに悩みを相談することができます。オンラインカウンセリングは、自宅にいながら好きな時間にカウンセリングを受けることができるので、子育て中の方にとてもおすすめです。

まとめ

自分の子どもが嫌いになりそう、子どもを愛せない…

子育てを頑張っている親ほど、このように悩むことがあります。子育ては思うようにいかないことが多く、自分が楽しんだり休んだりする時間もなくなるため、ストレスや疲れもたまりやすくなります。ストレスがたまっているときはネガティブになりやすく、自分の子どもが嫌いになってしまうことも多いので、意識的に子どもの良いところに目を向けるようにしてみましょう。また、子育て支援を活用したり周りの協力を得たりして、子育ての負担を減らすことも検討してみてください。

一人で悩みを抱えすぎてしまっているときは、誰かに話を聞いてもらうことで、気持ちがすっきりとしやすくなります。カウンセリングでは、自分の子どもが嫌いになりそうなことについて、自分の内面的な原因や感情と向き合いながら、カウンセラーと一緒に改善方法を考えていくことも可能ですので、ぜひ気軽に活用してみてください。

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このコラムを書いた人
オンラインカウンセリングうららか相談室運営スタッフ
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