エクスポージャー療法(暴露療法)とは、不安の原因となる状況や刺激へ段階的に触れ、そこで起こる不安な気持ちや反応へ徐々に慣れていくことで、不安を伴う症状の改善をめざす心理療法です。不安を伴う症状を持つ人は、不安の原因となる状況や刺激を回避してしまいがちですが、回避を続けていると不安はなくならなかったり悪化しやすくなったりします。
パニック障害や社交不安障害、PTSD(心的外傷後ストレス障害)、強迫性障害、恐怖症などの治療に多く用いられており、不安の対象がはっきりしている方や、特定の場所やものを避けてしまう方に効果が期待される心理療法です。