社交不安障害とは、人前で話すなどの他人から注目される場面で、強い不安や恐怖、緊張、震え、赤面、発汗、動悸等を伴い、そのような場面を避けるようになるなど、日常生活に支障をきたしてしまう精神疾患です。思春期に症状が現れることが多いですが、長年医療機関などに相談できず、悩み続けている人も少なくありません。
社交不安障害の克服・改善には、薬物療法だけでなく、カウンセリングや認知行動療法も効果的です。
認知行動療法(CBT)とは、物事の捉え方・考え方(認知)や行動に働きかけて、抱えている悩みや問題、心の不調等の改善を目指す心理療法です。不安を抱えやすい「考え方のクセ」や「行動パターン」に気づき、柔軟な考え方や行動ができるように、カウンセラーと対話を重ねます。
認知行動療法は、社交不安障害に対して効果が示されており、再発・再燃の予防に役立つ可能性も報告されています。
認知行動療法の一種であるコラム法(認知再構成法)では、不安を感じた「状況」「感情」「頭に浮かんだ考え」を記録し、その根拠やほかの考え方を検討することで、柔軟な考え方の習得を目指します。特に、社交不安障害では「自分は失敗する」「他人から否定されるに違いない」といった思い込みに気づいていくことが重要になります。
また、社交不安障害には、暴露療法(エクスポージャー法)という認知行動療法の一種も多く用いられます。暴露療法は、不安を感じる状況や身体感覚に段階的に向き合い、不安が自然に低下する体験を重ねます。
リラクセーション法などの緊張・不安を緩和させる方法も補助的に用いられることがあります。
認知行動療法は、専門知識を持ったカウンセラーと一緒に取り組むことで、安心して進めていくことができます。うららか相談室には、社交不安障害の認知行動療法に対応しているカウンセラーが多く在籍しています。社交不安障害の認知行動療法を受けたい方はぜひ、うららか相談室のカウンセラーに相談してみてください。