アダルトチルドレン(AC)とは、子どものころの親との関わりや家庭環境によって心の傷(トラウマ)を抱えた影響で、様々な生きづらさを抱えている大人のことを指します。アダルトチルドレンは正式な診断名ではありませんが、複雑性PTSDなどの診断がつく場合があります。
アダルトチルドレンの原因は、次のような機能不全家族といわれる家庭環境です。
(例)虐待(身体的・精神的・性的)、ネグレクト(育児放棄・無関心)、親のアルコール依存症等の精神疾患、夫婦不和、DV、過干渉、過保護
アダルトチルドレンの特徴として、自尊心の低さ、対人関係の問題(過度に依存するなど)、うつ病などの二次障害のリスクが高まる可能性があることなどが挙げられます。
アダルトチルドレンを克服・改善するためには、カウンセリングや認知行動療法などによって、子どものころから形成された考え方の癖や対人関係のパターンに気づき、自己肯定感を高めることが重要です。
認知行動療法(CBT)とは、物事の捉え方・考え方(認知)や行動に働きかけて、抱えている悩みや問題等の改善を目指す心理療法です。問題を引き起こしている「考え方のクセ」や「行動パターン」に気づき、柔軟な考え方や行動ができるように、カウンセラーと対話を重ねます。
ストレスを抱えやすい考え方から柔軟な考え方を習得することは、うつ病などの二次障害の防止にも効果があります。
アダルトチルドレンには、スキーマ療法という認知行動療法の一種も用いられる場合があります。スキーマ療法は、思考の癖よりも根深いところにある価値観や信念にアプローチする方法です。
また、PTSDの症状を抱えている場合は、EMDRなどのトラウマセラピーが使われることがあります。
うららか相談室には、アダルトチルドレンの認知行動療法に対応しているカウンセラーが多く在籍しています。アダルトチルドレンの認知行動療法を受けたい方はぜひ、うららか相談室のカウンセラーに相談してみてください。