子どもの家庭内暴力とは、家の中でのみ行われ、本人より弱い立場である者への暴力がほとんどです。暴力の対象は多くが母親で、家庭内暴力には暴言や家具の破壊なども含まれます。家庭内暴力は、年々増加する傾向にあり、年齢は中学生が最も多くなっています。
家庭内暴力は、多くが本人に問題があるというよりは、家庭環境や学校生活のストレスなど複雑な原因があります。親が子どもに過干渉していたり、逆に無関心であったり、過去に親が子どもを虐待していたという場合にも家庭内暴力が起こりやすいとされています。
家庭内暴力をふるう子どもの根本的な原因は、自身の上手くいかなかった体験や気持ちのやりきれなさといった鬱積した心理状態であることがほとんどです。それゆえ、子ども自身も家庭内暴力に対して罪悪感を抱えていることも大いに考えられます。
また、家庭内暴力は、行為障害という名がつく精神疾患の症状の1つであったり、子どもの発達障害が原因であるという場合もあります。
・子どもが家庭内暴力をふるい気味で心配だ
・子どもの家庭内暴力を誰にも相談できないでいる
このようなことでお悩みではないですか。
家庭内暴力の問題は、家の中でのみ起こるため、誰にも相談できないまま社会的に孤立してしまうことが少なくありません。また、暴力の原因は全て自分の育て方が悪かったからだと自分を責めてしまったり、悲観的になったりして、精神的に不安定になる親も多くいます。
うららか相談室では、メッセージや電話、ビデオなど匿名で専門家がお話をお伺いします。一人で悩まずに、必ず第三者と連携して解決を目指していきましょう。
※家庭内暴力は、児童相談所や精神保健福祉センター、あるいは警察への相談が必要な場合も考えられます。