このプログラムでは、大人の親子問題について学びながら、自身の親との関係を見つめ直し、今後の親との付き合い方やほどよい距離の取り方について考えます。さらに、「生き辛さ」や「自分を責めすぎる心の癖」、「親に対する罪悪感」等から自分を解放し、自分らしい人生を歩むためには何が必要か、カウンセラーと一緒に考えていきます。
「毒親」という言葉にはセンセーショナルな響きがあり、近年、SNSや書籍などでも盛んに取り上げられています。しかしながら、現代では、最初に提唱したスーザン・フォワードの示した内容からかなり広がり、その定義は、毒親を語る人の数だけ存在すると言っても過言ではありません。
このプログラムでは、毒親を、以下のように定義します。
「児童虐待(身体的暴力・心理的暴力・ネグレクト・性的暴力・面前DV)等の行為をする親、または、潜在的な影響力(恐怖・経済力・親のかわいそうさ・親孝行や感謝の強要など)を使って、子どもを支配し子どもの人権を侵害する親」
※ただし、「人権侵害」という概念は、被害者の受け取り方によって人権が侵害されたかどうかが決まる場合もあることから、子どもが自分の親を、毒親(厄介な親)と感じているかどうかという点も大事なポイントになると思われます(ハラスメントやいじめと同じ)。
・親との関係に悩んでいる成人の方
・自分の親が毒親ではないかと感じている方
・アダルトチルドレンの悩みを抱えている方
・自分が毒親にならないか、心配に感じている方
第1回:親や家族との関係をじっくり聴かせていただき、一緒に整理していきます。
第2回:親はどんな人かを心理学的・精神医学的観点から一緒に考えてみましょう。まず、パワーポイントの資料を使って「大人の親子問題」について一緒に学びましょう。キーワードとしては「機能不全家族」、「アダルトチルドレン」、「共依存」、「発達」、「パーソナリティー」などです。次に、あなたの親はどんな人なのか、カウンセラーと一緒に考え、「親」を正しく捉えられるようにしていきます。
第3回:今後の親とのよい付き合い方、よい距離とはどういうものか、そのための方法とは何かを一緒に考えていきましょう。また、ご自分の生き辛さを軽くするためにはどうすればよいかも考えていきましょう。必要な方には簡単な心理検査「エゴグラム」をその場で実施することも出来ます。
※第1回でじっくり聴かせていただき、第2回、第3回は、クライアント様の問題にそって柔軟に考えて実施させていただきます。上記の流れ通りにならないこともありますことをご了承くださいませ。
特にありません。
・カウンセラーは医師ではないため、障害や精神疾患についての診断はできません。
・申し込み時に3コマ分のすべての日程を選択してください。
・同じ日に複数コマお申し込みいただいても問題ありません。
・開始の72時間前までにご連絡いただければ、お申し込み後の日程変更が可能です。