母親に対する感情は、発達心理の観点からも重要視されてきましたが、父親に対する感情についての研究は実は近年になって進んできています。父親が嫌いという家庭に多く見られるのが、母親が父親のことを嫌っていたり、夫婦喧嘩ばかりしていたりという夫婦仲の悪さです。特に、女性は母親から父親への愚痴を聞かされやすく、父親のことを嫌いになりやすいようです。
中には、過干渉・過保護、暴力・暴言、モラハラなどあからさまな理由がある場合も考えられます。それでも「父親が嫌い」ということに対して罪悪感を抱いてしまって、自分自身を責めてしまうというケースも見受けられます。
・父親が嫌いな自分は優しさがないのだろうか
・理由はないものの父親がうざいと感じ、一緒にいるのがつらい
このようなことでお悩みではないですか。
父親とはいえ、他人である以上すべてを分かり合うことは難しく、嫌いという感情は不自然なことではありません。できれば父親のことを嫌いと思いたくない、これといった理由がなく父親が嫌いという場合には、父親との関わり方や情報を整理して、客観的な視点と照らし合わせてみましょう。
また、小さい頃から父親に対しての強い嫌悪感を持っている場合、自身の対人関係に対する考え方や姿勢にも、少なからず影響を与えている可能性があります。「父親とどう接したらいいか」「自分が行動を変えるべきところがあるかどうか」について、カウンセラーと一緒に考えていきませんか?