母親・父親には、誰しも育ててもらった恩というものが少なからずありますよね。しかしその親が毒親だった場合、恩だけでずっと親子関係を続けていくのはとてもしんどいでしょう。
親が自分の価値観を押し付けてくる、話を聞いてくれない、人格を否定するようなことを繰り返し言う、モラルハラスメントをしてくる、暴力を振るってくる、お金の無心をしてくる、そのようなことが続く場合、親子の縁を切りたいと思うのは当然のことでしょう。
周りからは、「育ててもらった恩があるのに」や「親子なんだから話し合えば分かる」「年に数回会うくらいいいじゃないか」などと言われることもあるでしょう。そう言われると、両親のことを大切にしないなんて、自分は酷い人間なのではないか、と心が痛みますよね。親からも傷つけられ、周囲からの言葉にも傷付けられ、とても苦しい思いをしていることでしょう。
しかし話し合っても分かり合えない、話が通じないというのは実際にあることです。毒親の場合、子供を支配しようとしたり、自分の思い通りにコントロールしようとします。そのため、親子だからこそ話を聞き入れてもらえない、ということは十分にあり得るのです。
もしそういった親と縁を切りたい場合、まずは信頼できる人、もしくはカウンセラーなどに相談してみるのがおすすめです。
・母親がお金の無心をしてきてしんどいので、縁を切りたい
・父親が暴力ばかり振るってくるので逃げたい
このようなことでお悩みではないですか。
親と法律上縁を切る、というのは日本では難しいです。しかし、事実上縁を切って離れるということはできます。住民票の閲覧制限をかけて住んでいるところを隠したり、つきまとい禁止仮処分命令を出して、つきまとい制限をかけてもらうこともできます。
どこまでしたいか、どの程度親と距離をとりたいかによっても変わってきますので、まずは信頼できる人に相談してみましょう。もし周りに相談できる人がいない場合、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。カウンセラーが専門家の立場から相談に乗らせていただきます。