ピーターパン症候群とは、年齢や見た目は大人であるにもかかわらず、自立していなかったり、社会に適応できなかったりと、精神的に大人になりきれていない状態を指します。ピーターパン症候群(ピーターパンシンドローム)は、病気や正式な診断名ではありません。子どものような自己中心的な考えや依存性によって、日常生活に支障をきたしていたり、周囲が困惑しているような場合には、パーソナリティ障害の診断を受ける場合があります。
夫婦やカップルの女性側が男性に対して精神的に未熟な部分を感じ、「ピーターパン症候群なのではないか」と思うケースも多いようです。ただし、このような場合、男性がパーソナリティ障害ではなく発達障害(グレーゾーンを含む)の症状が表出しているということも少なくありません。基本的に相手を変えることはできないため、子どものような性質とどのように付き合っていくかということを考えていかなければなりません。
また、DVなど暴力性に対してピーターパン症候群ではないかと感じている場合は、決して一人で悩まず、誰かに相談し、状況に応じて警察や配偶者暴力相談支援センター等に助けを求めるようにしてください。
・子どもっぽい、自己中心的と言われる性格を改善したい
・夫が子どもっぽく、一緒にいると疲れる
このようなことでお悩みではないですか。
自立することや社会に適応することは簡単なものではありませんが、ピーターパン症候群では生育環境などにより、自己愛や依存性、誰かに見捨てられるのではないかという不安が極端に大きく、精神的に大人になりきれていない可能性があります。カウンセリングで、どの部分が大人になりきれていないのか、何か考えられる理由はないか整理することによって、ピーターパン症候群の改善方法を考えることができます。子どもっぽい、自己中心的、プライドが高いと指摘される行動に対して、多くの人がとる行動や考え方は一体何なのかということを考えられれば、日常生活の困難を減らしていけるでしょう。うららか相談室のカウンセラーが、なりたい姿を目指す過程をしっかりとサポートさせていただきます。また、夫婦の関わり方の悩みについても、気軽に相談していただくことができます。