見捨てられ不安は、周りの人間から自分が見放されるのではないかということに対する強い不安を抱えていることをいいます。これは主に境界性パーソナリティ障害を説明する際に使われてきた概念です。境界性パーソナリティ障害には、見捨てられ不安による感情に駆られて、逸脱や自傷、支配など極端な手段を使ってでも相手に見放されないようにする傾向が見られます。また、パーソナリティ障害の診断がつかなくても、うつ病や不安障害と診断された人に見捨てられ不安の傾向が見られる場合があります。
見捨てられ不安を抱える親に見られる傾向として、子どもに「見捨てられ不安」を持たせることによって、自分を安心させようとする負の構造が見られます。子どもは親がいなかったら何もできないということを示すために虐待やネグレクト、あるいはそれに類する支配関係を生みやすくなります。これが見捨てられ不安の連鎖です。
・見捨てられ不安が強く、対人関係がつらい
・親子の見捨てられ不安の連鎖を克服したい
このようなことでお悩みではないですか。
見捨てられ不安は、生育環境に原因があることが多く、自分自身も苦しいだけでなく、ときに他人を傷つけてしまったりすることもあります。また、見捨てられ不安によって人間関係をはじめから持たないという人もいて、場合に応じて様々な克服方法が考えられます。カウンセラーと一緒に、気楽に人間関係を楽しむための方法について考えていきませんか?見捨てられ不安でお悩みの方は、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・カウンセラーに理解してもらうことで、直面している問題を受け入れる
・一緒に問題を整理することで、要因や考え方のクセ、人間関係のパターン、克服方法などに気づくことができる
・過去について話をすることで、カウンセラーと一緒にトラウマを整理して捉えなおす
・問題克服のための行動や取り組みについて、カウンセラーと一緒に進めることができる
・1人で抱え込んできた悩みを話すことで、気分がすっきりとしてストレスを軽減する