およそ小学校高学年~高校生の思春期は、第2次性徴により身体的な変化があらわれるに伴って、心理的な葛藤や不安を抱えやすくなる時期でもあります。例えば、親から自立したいと思うこと、「自分とは何か」を問うこと、他人との違いを意識することなどによって思春期に精神的成長を遂げますが、同時に挫折や人間関係のトラブルなどの影響が大きく、心身の不調や不登校、ひきこもり、反抗的態度、暴力、問題行動等も見られやすくなります。これらの背景に発達障害の問題があることも少なくありません。
思春期のうつ症状を思春期うつ、挫折体験から生まれる様々な精神的問題を思春期挫折症候群と呼ぶことがあり、思春期の心の不安定さをうかがい知ることができます。
また、自分の臭いや視線、容姿によって人を不快にさせているのではないかという妄想をもつ思春期妄想症(恐怖症)や、特に思春期女性が細い体型への憧れを背景に食事ができなくなってしまう思春期やせ症(摂食障害)も、思春期に多く見られる症状の一つです。
・思春期の子どもへの関わり方に困っている
・学校生活の挫折や人間関係のトラブルによりひどく落ち込むようになった
このようなことでお悩みではないですか。
思春期の子どもをもつ親は、子どもの生活や態度に戸惑いや不安を抱えることが多くなります。落ち込んだりひきこもったりしている子どもに対して何かできることはないかと悩むこともあれば、家庭内暴力や問題行動に親自身の心身をすり減らしてしまうこともあるでしょう。
そのような悩みを一人で抱え込みすぎてしまっている人は、ぜひうららか相談室の専門家にご相談ください。子どもの発達や子育ての相談を多く経験されているカウンセラーと一緒に対応方法や子どもとの接し方について考えていきましょう。
また、思春期を過ごす本人は、自分自身に対する葛藤や人間関係のトラブルを一人で多く抱え込み、苦しくなってしまうことがあります。ご本人がカウンセリングを希望される際は、そのような悩みやモヤモヤをカウンセラーに話してもらい一緒に考えていくことで、立ちはだかる問題を少しずつ乗り越えていくサポートをさせていただきます。
はい。思春期の子ども本人への接し方や本人との関係についてカウンセリングを受けることができます。
うららか相談室では、思春期の子ども本人だけでなく、その家族の相談にのりながら、家族の力で問題の解決を目指す「家族療法」を受けることもできます。
例えば、以下のようなことが挙げられます。
・子どもへの対応を専門家と一緒に考えることができる
・親自身の心の安定につながる
・子どもがカウンセリングを受けることにつなげやすくなる
はい、親子カウンセリングに対応しているカウンセラーであれば可能です。お申込み後のメッセージ画面にて、カウンセラーに親子でカウンセリングを受けたい旨をお伝えください。
はい、可能です。うららか相談室では、東京の他にも、埼玉・神奈川・大阪など、対面で思春期の子どもについてのカウンセリングを受けることができるカウンセラーが多数登録しております。対面相談可能なカウンセラーはこちらよりご確認いただけます。
本人がカウンセリングを受ける意思がない場合、まずは親がカウンセリングを受けてみることが効果的です。「カウンセリングとはどういったものか」を知ることで、子どもにカウンセリングをおすすめしやすくなります。
スクールカウンセラーの経験があるカウンセラー一覧をご参照ください。
スクールカウンセラーは、学校内で生徒や保護者のカウンセリングを行い、アイデンティティ、不登校、家庭内暴力、問題行動、発達障害、うつ、摂食障害などの相談に多く対応しています。
希望のカウンセリングを予約して初回カウンセリングを受け、必要に応じて継続カウンセリングを行なっていくという流れが一般的です。