公共機関へのパワハラの相談件数は年々増加傾向にあります。
厚生労働省の調査によると、調査時(平成28年)の過去3年間に、職場内でのパワハラについて相談を受けたことのある企業は全体の50%弱であったということがわかっています。
パワハラの内容としては、人間性を否定されたり、社内で大声で怒鳴られたりするなどの精神的な攻撃が最も多く、そのほかにも、上司からできない仕事を強制されるなどの過大な要求や、チームの飲み会に誘われないなどの人間関係の切り離しなどがあります。
パワハラを受けても、自分の能力が低いから仕方がないと考えたり、職場に迷惑をかけてしまうと考え、何も行動できない人も多いです。パワハラを受けた人へのアンケート結果では、約40%の人が「何もしなかった」と回答しています。
しかし、権力を利用して人間性を否定したり、何かを強制したりすることは決して許される行為ではありませんし、一人で我慢してストレスを溜め込んでしまうと、うつ病などの心の病にかかってしまう場合も多いにあります。早めに会社の相談窓口や公共機関の相談コーナーなどに相談しましょう。
満足のいく回答が得られなかったり、自分に自信をつけて精神的に強くなる方法が知りたいと言った場合は、うららか相談室のカウンセリングも利用してみてください。