ものごとに対する反応や不安の大きさは人によって異なり、気になったり確認したりといったように、より大きな不安を抱えやすい性格を心配性ということがあります。心配性は悪い影響ばかりではありませんが、精神的に疲れやすかったり、ものごとを楽しみにくかったり、気分の落ち込みを長引かせやすかったりする傾向があるといわれています。
心配性と思っているものの原因が精神疾患の症状である場合もあります。様々な心配や不安を抱くようになる全般性不安障害、頭に繰り返し浮かぶこだわりや不安をなくすために何度も同じ確認や行動をとる強迫性障害では、周りから指摘を受けても「こだわりや心配は誰にでもあることで、自分は心配性なだけだ」と考える人が少なくありません。
・心配性な性格を改善したい
・不安や心配とうまく付き合えるようになりたい
このようなことでお悩みではないですか。
一口に心配性と言っても人によって様々な性質があり、どのような状況で心配が生まれるのか、心配することで何を解決しようとしているのかなどを理解していくことも大切です。認知行動療法という分類の心理療法では、不安や心配をコントロールする方法の習得を目指すことがあり、カウンセリングの枠組みで行われることが多いです。
また、心配しすぎてネガティブな気持ちにとらわれないようカウンセリングでもやもやした気持ちを話したり、自分の性格について理解を深めたりすることで、カウンセラーと一緒に心配性の原因や解決策を考えていくことができるでしょう。