視線恐怖は、社交不安障害の症状の分類の一つで、他人からの視線が怖いと感じる他者視線恐怖と自分の視線が他人を不快にさせているのではないかと過剰に心配する自己視線恐怖があると考えられています。視線恐怖症という診断名はなく、社交不安障害と診断されることが多いです。視線恐怖によって外を歩くことができなくなったり、顔や視界を隠して生活したりする人もいます。
・他人の視線が気になって外出できない
・視線恐怖を理解されないのがつらい
このようなことでお悩みではないですか。視線恐怖の克服には、自分の認知(考え方)や行動のパターンを把握したり見直したりする認知行動療法が多く用いられます。視線に対する自分の捉え方と、実際の見られ方や客観的にどのように思うかといったことについて考えていきます。また、視線恐怖は過去のネガティブな体験を背景としている場合があり、カウンセリングで自分の気持ちを整理することも有効です。また、視線恐怖は周りから理解されにくいため、孤独感を抱いている人も多いです。視線恐怖を抱えてきた今の自分と向き合ったり、つらい気持ちを話したりといったようにカウンセリングを利用することもできます。医療機関で診断が下りなかったけれど、恐怖を克服したいという方も相談いただけます。