メサイアコンプレックスとは、メサコンとも呼ばれ、キリストコンプレックスや救世主妄想とも呼ばれることもあります。
人の役に立ちたい、人を助けたいという気持ちや行動はとても尊いものですが、メサイアコンプレックスでは、自尊心を満たしたい、存在意義を見出したい、感謝されたい、という動機で人の役に立ちたいという自己中心的な動悸が先立っています。本人はよかれと思って行動していますが、ありがた迷惑になることも多く、周りに迷惑をかけたりトラブルに発展することも少なくありません。
しかし表面的には善行をしているので、周囲が気づきにくかったり、気づいても指摘しづらいという特徴があります。また、困っている人がいないか常に探したり、困っている人に依存してしまう傾向にあり、自己犠牲を払うことがいいことと信じているため、過度に自己犠牲を払ってしまうこともあります。
人助けをしているのにしんどい、そんな風に感じたら、一度メサイアコンプレックスを疑ってみるのもいいでしょう。
・ボランティアや人助けが好きなのに、いつも満たされない
・困っている人がいたら放っておけないが、頼られ過ぎていつもしんどくなる
このようなことでお悩みではないですか。
メサイアコンプレックスは、基本的には善行をしているので悪いことではありませんが、そこに満たされたい、存在意義を見出したい、といった思いがあると、だんだんしんどくなりますし、自己犠牲を払いすぎて自身を消耗してしまうということになりやすいです。
しかし、周りには相談しづらい、うまく話しを説明できそうにない、そんな風にお悩みの方もいるでしょう。もしそのようにお悩みでしたら、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。カウンセラーが専門家の立場から相談に乗らせていただきます。