幼いころは誰しもお母さんという存在が大きな存在で、頼りたい、甘えたいと思うのが当然です。唯一無二の、かけがえのない存在であることに変わりはなくても、成長するにつれて自然と自立し、母親との距離感も少しずつできてきますよね。
しかし、成長しても自立できずいつまでも母親に甘えてしまうことを、マザコン(マザーコンプレックス)と言います。
マザコンになるのは、母親から過剰に愛情を注がれて育った場合と、母親の愛情が不足している場合の2パターンがあります。
過剰に愛情を注がれて育った場合、なんでも母親にやってもらう、決めてもらうのが当たり前になってしまいます。進路や就職先だけでなく、毎日の服でさえ、母親に決めてもらうケースも珍しくありません。それに慣れていると、自分で決めたことになかなか自信が持てず、いつまで経っても母親から離れられなくなってしまいます。
逆に、愛情が不足している場合、母親の愛情を受けたいと執着してしまいます。例えば幼いころに両親が離婚し母親に引き取られたあと、母親が再婚するとします。そうすると、母親の愛情は再婚相手に向いてしまい、子供は寂しい思いをすることになります。子供はなんとかして母親の愛情を取り戻そうとし、愛情に執着してマザコンになってしまいます。
・マザコンを治したいけどどうすればいいか分からない
・母親に依存してしまっていて、生き辛い
このようなことでお悩みではないですか。
マザコンというのは、母親も本人も共依存の状態に不満がなければ、本人同士は特に困ることはありません。しかし、自立したいと思ったり、母親に干渉されたくない、結婚して幸せな家庭を築きたいと思っている場合には、マザコンの度合いが過ぎると本人も周りの人もしんどくなってしまいます。
しかし、どうやって治していいか分からない、マザコンということを周りに言いにくい、そんな風に一人でお悩みでしたら、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。カウンセラーが専門家の立場から相談に乗らせていただきます。