近年、WHOの「国際疫病分類」において性同一性障害が精神疾患の枠組みから外れ、国際的に「性同一性障害」という概念は消滅しようとしています。性同一性障害とは、自認している性と身体的な性が一致していないことや、自身の身体的特徴に嫌悪感を抱いて別の性別になりたいと思うことを指していましたが、こうした不一致や思いは病気でも障害でもないという考え方が認められたといっていいでしょう。
今でも、残念ながら「男らしく」「女らしく」といったことが求められるような風潮が残っています。心は女性なのに男らしさを求められたり、心は男性なのにスカートを履かなければならなかったりして、苦しい思いをする人が少なくありません。また、周りに相談しづらく、ひとりで抱え込んでしまったり、どうしたらいいか分からずに思いつめてしまうケースも多くあります。
・性別適合手術をしたいが、周りに打ち明けられない
・自身の身体的特徴に嫌悪感を抱いているが、どうすればいいか分からない
このようなことでお悩みではないですか。
現在の社会構造や偏見によって、不利益を被ったり、不快な思いをしたりすることも多く、複雑な悩みを抱えることが多いとされています。
誰にも相談できずに、つらい思いをされているようでしたら、ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。カウンセラーが専門家の立場から相談に乗らせていただきます。