・気まずいことがあるとすぐ仕事を辞めて転職を繰り返す
・恋愛で振られるのが怖く自分から関わりを持たなくなる
このようなことがあると、自分に「逃げ癖」があると感じる人も少なくありません。しかし、「自分には逃げ癖がある」「逃げてはならない」と思うことは、必ずしも適切であるとは限りません。自分自身にレッテルを貼ることで、本来は柔軟に対応することができる考え方を制限することになりますし、自分のためにも危険を回避しなければならないことだって世の中にはいくつもあるはずです。
ただ、面倒なことを回避するのが習慣になり、やめたくてもやめられない、結果として自分に大きな不利益として返ってきているという場合には、「回避することによるその場しのぎの安心感」と「回避することによる長期的な損失」を頭の中で比較し実感することができていない可能性があります。「一時的に楽だと思うほう」を選んでしまう習慣を適切に減らしていくことで、自身を苦しめている負担を減らしていくことができます。
まずは、自身がどのようになりたいかということを具体的にイメージしていきましょう。「逃げ癖を治したい」という言葉でまとめてしまっては、具体的に考えることができません。次に、面倒なことや嫌なことを回避することによってどのように自分に不利益を生じているか、なぜそのような回避行動をとるのか、どうすれば理想的な選択ができるかについて考えてみましょう。自身の内面と向き合う際には、胸の内にある苦悩をしっかりと受け止め、自分がなりたい姿を目指してともに歩んでもらえるカウンセラーの存在がとても助けになります。ぜひうららか相談室のカウンセリングを活用してみてください。自身の考え方の癖に気づき、自分にとってより良い選択ができるようになるための方法を、カウンセラーと一緒に探していきませんか?