起立性調節障害(OD)は、起立時に立ちくらみや失神、頭痛、動悸、吐き気などの身体症状を伴い、おもに中学生前後の思春期の子どもが起床困難・昼夜逆転のため不登校になりやすい自律神経の病気です。体の発育の影響や水分・運動不足が原因で起こることもありますが、多くはストレスが原因となって起こる心身症としての側面を持っており、大人にも症状が見られることがあります。
起立性調節障害の症状は本人の甘えではなく、自分の意思でコントロールできるものではありません。治療には、起立の仕方を守ること、一日約2Lの水分や10gの塩分を摂ること、生活習慣を整えることなどを取り入れ、並行して服薬やストレスを軽減するために環境の見直しと本人へのカウンセリングを行うことがあります。
・ストレスを軽減して起立性調節障害を改善させたい
・起立性調節障害になった子どもへの接し方が分からない
このようなことでお悩みではないですか。
子どもが起立性調節障害になった親の中には、子育てへの自信を無くしたり不登校への対応で心身ともに疲れてしまったりする人が少なくありません。そうした場合は、しっかりと子どもの回復や不登校と向き合うためにも、親自身の健康に注意したり、カウンセリングを活用して親の精神状態や心構えを見直したりすることをおすすめします。うららか相談室では、子育てや子どもの疾患に詳しい専門家と一緒に、子どもに大きなストレスを与えない接し方なども考えていくことができます。
起立性調節障害になった本人へのカウンセリングでは、カウンセラーに悩みや気持ちを話してもらうことで、ストレスの軽減や困りごとのサポートに役立てます。