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  1. 傷つきやすい性格が辛い。原因と克服する方法7つ

傷つきやすい性格が辛い。原因と克服する方法7つ

更新日 2024.10.03
自身の性格・能力
うららか相談室

ちょっとしたことで傷つきやすい、細かいことが気になりネガティブな気持ちになってしまう、このように悩むことはありませんか。繊細で傷つきやすいというのは、決して悪いことではありませんが、それによって生きづらさを感じたり、しんどい思いをしているのであれば、少しでも改善していきたいですよね。

では、傷つきやすい性格になる原因にはどんなことが挙げられるのでしょうか。また、傷つきやすい性格を克服するにはどのような方法があるのでしょうか。

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目次

- 傷つきやすい性格の原因

- 傷つきやすい性格を克服する方法

- まとめ

傷つきやすい性格の原因

◇優しい

優しい性格の人は、ちょっとしたことでも気になってしまい、傷つきやすいという特徴があります。普通の人であれば気にならないことでも、優しい人は「自分に何か原因があったのではないか」「自分が至らなかったせいで人を傷つけたり怒らせたりしてしまったのではないか」と気になってしまい、心が傷ついてしまいます。

人の気持ちに寄り添ったり、自分の気持ちを人のために使ったりといったように、人のことを思う優しい気持ちが強いと、自分の気持ちも傷つきやすくなってしまいます。


◇感受性が豊か

感受性が豊かだと、他人の気持ちを自分のことのように感じられ、傷つくことが多くなってしまいます。友達が悲しい思いをしたり、家族が辛い思いをしているとき、感受性が豊かだと人一倍その気持ちに共感して、自分の心も傷ついてしまいます。

また、仲良くない人や知らない人のことであっても、悲しい話やニュースを聞くだけで、同じように悲しい気持ちになり、傷ついてしまうこともあります。



◇ネガティブ思考

ネガティブ思考だと、悲観的に捉えやすいので、ちょっとしたことでも傷つきやすくなってしまいます。例えば、友達が自分とは関係ないことでイライラしていたとします。人によっては「何か嫌なことがあったのかな」とあまり気にせず過ごすこともできますが、ネガティブ思考に陥っていると「自分が何かしてしまったのではないか」「もしかしたら嫌われているのではないか」と気になって、傷つきやすくなります。

また、ちょっとしたミスや間違いをしてしまったときも、ポジティブに考えれば「次は気を付けよう」と次につなげることができますが、ネガティブ思考に陥っていると「自分はなんてダメな人間なんだ」と必要以上に落ち込んだり傷つきやすくなったりしてしまいます。また、その落ち込んだ精神状態を引きずってしまうと、さらにミスを引き起こすこともあり、より傷つきやすくなる負のスパイラルにはまる人もいるでしょう。


◇過去の経験から、劣等感や罪悪感を抱えている

過去の失敗から劣等感や罪悪感を抱えていると、その劣等感や罪悪感を抱えていることに関する話題や出来事に、敏感に反応してしまいやすくなります。そうすると、他人からのちょっとした言葉や態度にも過剰に反応してしまい、傷つきやすくなってしまいます。例えば、学歴に対して劣等感を抱いている人は、学歴が低いということを間接的にでも言われると、過剰に反応して傷ついてしまいます。

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傷つきやすい性格を克服する方法


では、傷つきやすい性格を克服するためには、どのような方法があるのでしょうか。


◇相手に期待しない

1つ目は、相手に期待しない、ということです。自分はこれだけ気を遣ったのだから、相手もそうしてくれるだろう、自分はこれだけ優しくしたのだから、きっと相手も同じくらい優しくしてくれるだろう、と期待すると、そうでなかったときに傷つきやすくなります。

最初から期待しないでいれば、相手がどのような態度であっても、傷つくことは減ります。

全く期待しない、というのは難しいですが、自分と他人は違う他人をコントロールすることはできない、といったことを意識しておくと、不必要に傷つくのを防ぐことができます。


◇自分の意見をしっかり言う

自分の考えや意見を押しころして相手に合わせてばかりいると、だんだんとストレスがたまってしまいますし、相手も「この人は自分に合わせてくれる」と考え、傷つくようなことを言われやすくなったり、自分が傷ついていることに相手が気づきにくかったりします。

自分の意見をうまく伝えられるようになると、自分にとって快適な関係性を目指すことができるので、傷つきにくくなります。

また、言いたいことをためこまないようにしてストレスが減れば、心にも余裕ができるので、少し傷ついたとしても、すぐに回復しやすくなります。自分の意見を上手く伝えるのが苦手な方は、アサーション(アサーティブ・コミュニケーション)という、自分も相手も尊重したコミュニケーションスキルが役に立ちます。


◇過去の失敗を引きずらない

過去の失敗が劣等感や罪悪感を引き起こしているのであれば、過去のことは過去のこと、と気にしないようにしましょう。その失敗から学び、次に活かすことができれば、それは失敗というよりも経験として自分の糧にすることができます。過去を気にして生きるのは精神的にしんどい思いをすることが多いでしょう。

過去をなかったことにするのは難しいですが、それも経験だった、と割り切って、あまり引きずらないようにすることで、傷つきやすい性格を改善していくことができます。

とはいえ、トラウマを抱えている人は、なかなか過去から立ち直れず、苦しい思いをしていることが多いです。こうした人は、精神療法が有効になることがありますので、カウンセラー(セラピスト)に相談するのも一つの手です。

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◇悲しむときは我慢しない

悲しいことが起きたとき、自分の気持ちを抑えこんだり、見て見ぬふりをしてしまうと、その感情が消化されずにかえって引きずってしまう原因になります。悲しむときは思いきり悲しんで、感情に区切りをつけることで、気持ちがすっきりし、ちょっとしたことで傷つくのを防ぐことにつながります。特に、今の悲しい気持ちや複雑な思いを、誰かに話すことによって、不安が軽減されやすくなるといわれています。これをカタルシス効果といいます。


◇短所を否定せずに受け入れる

自分の中で、短所だと思っている部分を否定し続けていると、他人から批判されたり、指摘されるだけでも激しく傷ついてしまう原因になります。「自分にはこんな短所があってこういうことが不得意だけど、逆にこんな長所があってこれは得意」ということを把握している状態を目指せば、他人から批判されても傷つきにくくなります。

自分の得意なことと苦手なことについて、書き出したりして整理してみてはいかがでしょうか。


◇人と比較するのをやめる

人と比較ばかりしていると、人と比べて自分が劣っていると感じることに対して、傷ついて落ち込んでしまいやすくなります。人はそれぞれ、得意不得意があり、自分では何とも思っていないようなことが、人から見たら魅力的に思える、ということも多々あります。

ですが、人と比較ばかりしていると、自分の良さを見落としてしまいますし、人と比較して劣っていると感じるたびに傷つきやすくなります。

認知行動療法という精神療法によって、他人と比較したり、なんでも自分のせいにしたりして傷つく考え方のクセを改善していくこともできます。


◇カウンセリングを受ける

自分ではどうして傷つきやすいのか分からない、どうやって克服していけばいいか分からない、という方は、カウンセリングもおすすめです。カウンセラーに相談することで、自分がどんなことで傷つきやすいのかを一緒に考えることができて、それによって克服方法も見極めやすくなります。

精神科などに行くのは気が引ける、という方は、気軽に利用できるオンラインカウンセリングを活用してみてください。一人で抱え込んでしまってしんどい思いをしている方は、カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

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まとめ

傷つきやすい性格というのは、感受性が豊かだったり、繊細で優しい性格の人が併せ持っていることが多く、一人で心の傷や悩みを抱え込んでしまいやすいです。傷つきやすい性格は少しずつ克服していくことができますが、もしどうやって克服したらいいか分からない、自分ではどうしたらいいか分からない、という方は、カウンセリングを受けてみるのもおすすめです。

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このコラムを書いた人
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