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  1. 就職したくない、と思うのはダメなこと?悩みの対処法について

就職したくない、と思うのはダメなこと?悩みの対処法について

更新日 2024.11.21
就職・転職
うららか相談室

就職して会社員になるのが怖い、就職しないでフリーターを続けたいけど周りからの目も気になる、このようにお悩みではないですか。働き方が多様化している今、就職しなくても稼いでいる人はたくさんいますし、自分が本当に就職という道を選ぶべきなのか悩む人は多いです。

では、就職をしないメリットやデメリットにはどんなことがあるのでしょうか。また、就職したくないと考える人は、どのように行動するのがいいのでしょうか。

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目次

- 就職したくないと感じる人は多い

- 就職したくないと感じる理由

- 就職をしないメリット

- 就職をしないデメリット

- 就職したくないと思ったら

- まとめ


就職したくないと感じる人は多い

ひと昔前までは、ほとんどの人が就職し、定年までその会社で働くことが当たり前でした。しかし、会社がいつ倒産するか分からない、いつ解雇されるか分からない、という時代を背景に、一つの会社で定年まで働こう、と考える人は少なくなりました。また、働き方も多様化し、個人事業主として収入を得る人が多くなってきているため、就職をすることが本当に自分のやりたいことなのか、就職する以外に生きる方法はないかと考え、就職したくなくなる人も多いです。

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就職したくないと感じる理由

では、就職したくないと感じる理由としては、どのようなものがあるのでしょうか。


◇就活をしたくない

大学生の中には、就活をしたくない、という理由から、就職したくないと感じる人が多く見られます。エントリーシートをいくつも書いて、何度も面接をしなければならず、何十社と受けても内定がもらえない人もいます。不採用の連絡が来るたびに、社会から必要とされていないような気持ちになり、何度も落ち込むことになるでしょう。

そういった就職活動そのものに嫌気がさして、その結果、就職したくないと感じる人も少なくありません。


◇やりたい仕事がない

やりたい仕事がないため、「就職したくない」と感じる人も多く見られます。自分のやりたい仕事がはっきりしていて、その仕事の募集がされているのであれば、就職することに意欲的になれますが、そもそもやりたい仕事が一体何なのか分からない、やってみたい仕事はあっても募集がない、といった状態だと、就職したくないと感じやすくなります。

就職すると、時間の大半は仕事をして過ごすことになります。多くの時間を、自分がやりたくないことや、本当にやりたいかどうか分からないことに費やすのかと思うと、就職するのが億劫に感じられるでしょう。


◇正社員で働くメリットを感じられない

正社員で働くことにメリットを感じられない場合も、就職したくないと思う人は多く見られます。学生時代にアルバイトをしていて、すでにやりがいを感じている、給料も悪くない、そのような場合には、そのままフリーターとして働くほうが、休みも取りやすく、自由な時間も多いと感じ、就職をしたくないと思う人もいます。また、会社の中で自分が失敗せずに仕事をできるか、職場でうまくやっていけるか、といった不安から、就職をするのが怖いと感じて、別の方法を考える人も少なくありません。


◇通勤が苦痛

就職したくない理由の中には、通勤が苦痛に感じるから、ということも挙げられます。特に都心部では、通勤ラッシュの電車に毎日乗ることは大きなストレスになります。毎日1~2時間かけて、満員電車に乗らなければならないと思うと、就職することが億劫に感じられるという人も多く見られます。


◇会社に縛られたくない

正社員として就職するということは、簡単に休みを取りづらくなったり、毎日決まった時間に通勤をしたりなど、何かと会社に縛られることが増えます。連休が取りづらい、アルバイトのように簡単には職を変えられない、そういったことにデメリットを感じ、就職したくないと感じる人も多く見られます。


就職をしないメリット

では、就職をしないことのメリットにはどんなことが考えられるでしょうか。


◇時間が自由

一般的な企業に勤めるということは、定時が決められていて、例えば8時や9時に仕事が始まり、17時、18時まで仕事をすることになります。定時で終わらなければ、残業もすることになるでしょう。

逆に、就職をしないということは、定時というものがないので、自由な時間が増えます。アルバイトであれば、シフトの希望を出して、休みたい日は連休を取ることもできるでしょう。フリーランスとして働くのであれば、納期などの期日はあったとしても定時はありません。満員電車を避けることもできますし、朝決まった時間に必ず起きなければならない、ということもありません。


◇会社勤めの面倒ごとがない

会社勤めをすると、職場での人間関係などといった面倒ごとに関わることが多くなります。職場での人間関係に悩む人は多く、同僚から嫌がらせを受けたり、上司から怒鳴られたり、自分だけ理不尽な仕事を振られるようなこともあるでしょう。

しかし、会社に勤めなければ、そういった面倒ごとも少なくなります。フリーターであれば、人間関係のストレスを我慢してまで仕事を続けるほどではないことが多いですし、フリーランスであれば、面倒な人との関わりを避けて仕事をすることもできます。


◇複数の仕事ができる

やりたい仕事がはっきり決まっていない、興味のある仕事はいくつかある、といった状態だと、正社員として1つの会社に勤めるより、アルバイトやフリーランスとして複数の仕事をするほうがメリットを感じられることもあります。

1つの仕事に縛られたくない、色々やってみたい、という人にとって、就職しないことはメリットに感じられるでしょう。


◇フリーランスなら初任給よりも高い収入が見込める

フリーランスとして仕事がうまくいけば、正社員の初任給よりも高い収入が得られる可能性もあります。一般的な企業は、給料がすぐに上がるということも少ないですし、インセンティブやボーナスが一時的に増えたとしても、基本給が上がるのは年に1回や2回で、それも緩やかなペースでしょう。それに対して、フリーランスは仕事の量を増やしたり、単価の高い案件をこなしたりすることで、高い収入を得ることができる可能性があります。

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就職をしないデメリット

では、就職をしないデメリットにはどんなことがあるのでしょうか。


◇収入が安定しない

1つは、収入が安定しない、ということです。フリーターやフリーランスは、自分が頑張った分、収入につながりますが、いつ取引先がなくなるか分かりませんし、代役が見つかって急に仕事がなくなる可能性もあります。自身が怪我や病気で働けなくなる可能性もありますよね。会社に勤めていれば、いきなり来月から収入がゼロ、ということはありません。


◇社会的な信用が低い

会社に勤めていない、ということは、社会的な信用も低くなります。クレジットカードを作るときや、マンションを借りたいときに、社会的な信用が低いと審査に通らない可能性があります。銀行のローンの審査も通りにくくなるので、将来、車や家を買いたいと思ったときに、きちんと返済能力があることが証明できないと、かなり不利にはたらくことになるでしょう。


◇世界が狭くなりやすい

会社に勤めると、人間関係の煩わしさはありますが、様々な人と触れ合う機会もありますし、その業界の情報なども入ってきやすくなります。しかし、フリーランスとして在宅などで働いていると、人と触れ合う機会が減ったり、新しい情報が入ってきにくくなったり、世界が狭くなりやすいというデメリットがあります。


◇就職のハードルが上がる

フリーランスとしてしっかり収入が得られていれば問題ないのですが、仕事がうまくいかなかった期間やフリーターの期間が長いと、いざ就職したいと思ったときに、採用のハードルが上がります。「その期間、どうして就職しなかったのか」について、きちんとした理由が説明できないと、「会社勤めに向いていないのではないか」「単にサボっていたのではないか」と思われてしまう可能性もあります。

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就職したくないと思ったら

就職をしたくないという葛藤を抱えているときは、どのように行動していくといいのでしょうか。


◇人生設計をしてみる

まずは一度、人生設計をしてみましょう。1年後や2年後ではなく、5年後、10年後、20年後に自分がどうなっていたいのか、考えてみましょう。

そうすると、自分の人生に就職が必要かどうかということや、就職するということの意味付けも、人生設計から逆算して見えてくることがあります。

じっくりと将来のことまで考えた上で、やはり就職が必要なさそうであれば、無理に就職する必要はないでしょう。将来、決断を後悔しないためには、一度しっかり人生設計をしてみることをお勧めします。


◇就職を先延ばしにしてやりたいことをやってみる

やりたい仕事がない、または見つからないときは、就職を先延ばしにして、自分のやりたいことをやってみるというのも1つの手です。

歳をとればとるほど、背負うものが増え、自分のやりたいことに手が回りにくくなります。就職せずに今しかできないようなことをしたいのであれば、無理に就職をせず、期間を決めて、やりたいことをやるのも良い決断でしょう。

ただし、自分がどうして就職を先延ばしにしたのかということについて、しっかりと説明できるようにしておかなければ、その後の就職が難しくなる可能性があります。就職の先延ばしを決断する前に、自分でも納得できる理由を考えましょう。


◇キャリアコンサルタントに相談する

就職について、なかなか一人で決められないときは、キャリアコンサルタントに相談するのもおすすめです。キャリアコンサルタントは、自分がどういった仕事に向いているのか、そもそも就職するのがベストなのか、ということについて、専門的な立場から相談に乗ってくれます。

就職したくない、という悩みは、なかなか家族や友達には言いにくいものです。キャリアコンサルタントに相談することで、客観的な意見や、自分では気づけなかったことを得られるかもしれません。

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まとめ

働き方や価値観が多様化する中で、就職をしない、という選択肢を選ぶ人も増えています。フリーターとして頑張ったり、フリーランスとして一人で働いたりする方法もあります。

ただし、就職をしないと、社会的な信用が低くなったり、収入が安定しなかったり、というデメリットを抱えることになります。

この先どうしたらいいか分からない、就職したくないという葛藤を抱えて辛い、という人は、人生設計を考えてみたり、キャリアコンサルタントに相談してみたりすることをお勧めします。

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