気分変調症(持続性抑うつ障害)は、うつ病の診断基準を満たさない憂うつな気分が2年以上持続している場合に診断されることがあります。やる気のなさ、無気力、悲観的、罪悪感、ひきこもりなどが症状として挙げられます。症状が慢性的で、自分は生まれつき不幸だと考えていることがあるため、本人は性格や気質の問題で治らないと思っていることが多いですが、適切な治療を行えばよくなっていきます。珍しい疾患ではなく、不安症やうつ病、依存症などの併発も多く見られ、なるべく早いうちに気づくことが大切です。
・ずっと無気力で人生が楽しくない
・気分変調症がいつ治るのか分からず疲れた
このようなことでお悩みではないですか。
基本的には服薬による治療が多く取られますが、本人は疾患を受け入れられず、治らないと考えて治療に前向きではないことがあります。また、自分の思考・行動パターンとうまく付き合うことや対人コミュニケーションを見直すことも大切であり、カウンセリングや心理療法によって治療を効果的に進めることができると考えられています。カウンセリングで自分の気持ちを話すことで、人生に期待していることや自分の悪くないところに気づくことができるかもしれません。