高齢出産は、胎児の順調な成長、出産、子育てのための体力、仕事との両立、親の高齢化や介護と育児の時期が重なる不安、若いママたちとの付き合いなど、心配事が尽きません。
ここでは、高齢出産のリスクと、そうしたリスクの予防、不安の解消の仕方について述べていきます。
目次
- 高齢出産とは
- 高齢出産のリスク
- おわりに
医学上、35歳以上での出産を「高齢出産」と呼びます。
女性の高学歴化やキャリア志向、晩婚化により、高齢出産が増えています。
厚生労働省の統計によると、日本全体の出生数は年々減少傾向にあります。
しかし、45歳以上では出生率が増加しており、高齢出産でも安全に子どもを産むことができる医療技術や不妊治療の発達の影響がみられます。
臨床心理士とは・・・
悩みを抱える人との対話をベースに、精神分析や心理療法を使って問題の解決をサポートする「こころの専門家」です。
臨床心理士の資格は厳しい学習条件が求められ、心理業界では長年にわたり根強い信頼性を持っています。
うららか相談室には、多くの臨床心理士が在籍しています。
メッセージ・ビデオ・電話・対面、あなたが一番話しやすい方法で、悩みを相談してみませんか。
一般的には、高齢出産には、次のようなリスクが起こりやすくなると考えられています。
①卵子の数の低下により自然妊娠がしにくくなる
女性は生まれたときに卵巣に卵子になるもと(卵母細胞)を100~200万個持っていますが、月経が始まると毎月、約数百個ほどが減っていき、30代以降はさらに減少数が多くなっていきます。
30代、40代と年齢を重ねるほどに卵子の数が減ってしまうので、自然妊娠が難しくなります。
②受精しても順調な経過を送れないことが多くなる
年齢を重ねると、卵子の質の低下のほか、卵巣機能や内臓機能の低下なども起こり、受精しても出産まで順調にいかないことが増えてきます。
③妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病など、合併症になりやすい
妊娠中に高血圧が認められる妊娠高血圧症候群は、他の臓器の障害を引き起こしやすくなる疾患です。40歳以上の妊娠の場合、35歳未満の妊婦のほぼ2倍の確率で妊娠高血圧症候群が起こるという調査結果もあります。(※1)
また、妊娠糖尿病は、妊娠を機に血糖値が上がり、糖尿病のような状態になることを指します。
これらは、赤ちゃんにも、形態異常、巨大児、心臓肥大、低血糖、黄疸など様々な合併症を引き起こす疾患ですので、妊婦の方が無自覚であっても、医師がハイリスクだと判断すれば、すぐに入院になることもあります。
④染色体異常の確率が高くなる
染色体異常といえば、ダウン症が代表的です。
ダウン症の発症率は、全体で見ると約700人に1人の割合ですが、母親が20歳だと約2000人に1人、35歳だと約350人に1人、40歳になると約100人に1人と、母体年齢が高くなるにつれて上昇します。(MSDマニュアルプロフェッショナル版より)
また、出産年齢が高齢になるにつれて、ダウン症以外の染色体異常が起こる確率も上がります。
⑤流産リスクの増加
流産の原因の多くは、受精卵の染色体異常(赤ちゃんの染色体異常)であり、受精時の先天的なものです。
年齢が高くなると、卵子の染色体異常が起こりやすくなるため、若いときに比べて流産する確率が上がります。
妊婦が20代の場合の流産率は約10%ですが、35歳だと20.3%、40歳では35.1%、45歳以上は66%まで増加します。(日本産婦人科学会2010年データより)
⑥前置胎盤になりやすい
前置胎盤とは、子宮口の一部または全部を内側から塞ぐように胎盤が位置している状態です。子宮の低い位置に胎盤があると、一部が剥がれて出血し、出血が続くと入院が必要になることがあります。
また、分娩時に赤ちゃんより先に胎盤が全て剥がれると出血の量が多くなり、母子ともに危険な状態に陥ることがあります。
前置胎盤になる原因ははっきりと分かっていませんが、高齢出産のほか、過去の流産・中絶、多胎児の妊娠、喫煙などにより、前置胎盤になるリスクが高くなることがあると考えられています。
⑦難産になる可能性がある
高齢出産での初産では、子宮口や産道が硬いため難産になりやすいです。陣痛が来るのが遅くなり出産までに時間がかかる、子宮の筋肉の収縮が弱いので体力がもたないなども難産の原因の一つになります。高齢出産では、このようなことを考慮して、帝王切開になることがあります。
⑧体調が戻りにくい
出産はハードなうえに、慣れない授乳やおむつ替え、お風呂など、赤ちゃんのお世話が始まります。赤ちゃんがなかなか泣き止まない、ということもあり、疲れの原因になります。
また、首が座る前の抱っこは、気を遣うために疲れやすく、長時間続くと腕の痛みにもつながります。
若い人に比べると、出産後に体調が戻りにくく、不調が長く続くことがあります。
体調がなかなか戻らない場合は、出産した産婦人科の医師に相談し、不調の原因となるものや病気がないかをその都度みてもらいましょう。
産後うつ病のように、メンタルの落ち込みが体調に影響を与えることがありますので、辛いときは周囲の協力、家事支援サービスなどを頼って、無理をせず心身を休ませましょう。
高齢出産後の育児に対する不安として、以下のようなことが挙げられます。
①体力が追い付かない
赤ちゃんの夜泣きで睡眠不足になったり、起きているときは目が離せないなど、子育てには体力が必要になります。特に外で活発に遊ぶようになる2歳から小学校入学前までは、子どもの見守りも必要ですし、遊び友だちがいない場合は、親が一緒に遊ぶことになります。
赤ちゃんのお世話が大変、夜も眠れない、ということで疲れがひどいときは、家族の協力を求めましょう。それが難しければ、家事支援サービスを依頼するのもいでしょう。
ファミリーサポートセンターへの登録をして、お子さんを預かってもらうことも息抜きになります。
公園などで、同年代の友だちができたり、少し年上のお子さんと遊んでもらったりするようになると、子どもにとっても楽しく、親にとっても見守りだけで済むので一石二鳥です。
②若いママと比べてしまう
体力や外見や雑談の話題などで、「私は、もしかしてこの中で一番年上?」と感じ、ショックを受けてしまうことがあるかもしれません。
周りのママたちとは、分かり合えず、仲良くすることができないと感じる人もいるでしょう。
ですが、若いママたちも、子育てに悩んでいるのは一緒です。
年上だからと壁を作らず、にこやかにふるまっていれば、年齢に関係なく、親しくできる人が現れるかもしれません。
子どもが幼稚園くらいになると、よそのママと比べて、「○○ちゃんのママは、若いんだよ。ママは、何歳なの?」などと、ストレートに聞いてくることもありますし、「○○ちゃんのママは若くていいなあ」などと言うこともあります。
子どもの言葉にときどき傷ついてしまうこともありますが、堂々と年齢を伝えて、「ママは、頑張ってお仕事していたんだよ。」「ママも若いころに戻りたいな。」など、正直な気持ちを伝えてもいいと思います。
人それぞれの人生があるから、子どもを持つ時期も様々であることをお子さんに話してみましょう。
そして、自分自身が「人と比べても仕方ない」「若さを競っても意味がない」と堂々としていることが大切です。
③親が高齢で子どもの世話を頼めない
高齢出産になるということは、それだけ親の年齢、つまり子どもにとってのおじいちゃん・おばあちゃんの年齢も高くなります。
親が高齢だと、子育ての協力を頼みにくいこともあるでしょう。
「孫疲れ」という言葉も最近よく使われるようになり、親が高齢だと余計に「親に無理はさせられないな」と気を遣ってしまうこともあるかもしれません。。
しかし今の時代は、高齢でも元気な方は多いですから、短時間のお世話、室内での遊び相手など、負担になりすぎないものだけでもお願いするといったように、役割についてよく話し合うことで、お互い無理のない子育てができると思います。
また、親の介護と育児が重なってしまうケースもあるでしょう。
この場合は、ケアマネージャーと相談し、地域の介護サービスを受けるなど、育児以外の負担を減らす工夫が大切です。
育児も介護も両方とも頑張るのは限界があります。
「私は子どもの世話を優先したい」と思うなら、介護は割り切って支援サービスにお任せしましょう。
高齢出産の不安やストレス、一人で悩み続けないでください。
このようなことでお悩みではありませんか?
うららか相談室では、臨床心理士などの専門家にメッセージ・ビデオ・電話・対面で悩みを相談することができます。
「高齢出産のリスク」について、先にお伝えしましたが、リスクがあることを知った上で、予防できること、配慮できることがあります。
以下にまとめましたので、ぜひ参考にして下さい。
①体力をつける
出産にも、その後の育児にも、体力が欠かせません。働いている方は無理せず、休日だけ軽くウォーキングやマタニティヨガを行うなど、できる範囲で体力保持に励みましょう。
日ごろスポーツの習慣がある方は、妊娠中は体の負担にならないように配慮しましょう。
②持病の治療をしておく
妊娠の予定があるなら、積極的に持病の治療をしておくことで、出産時のリスクを下げることができます。今後、子どもを持つ予定があることなどは、事前に主治医とよく相談をしておくと安心です。
子宮筋腫や子宮内膜症など、妊娠、出産に直接かかわる病気については、子どもを持ちたい、という意思を主治医に伝え、早めに治療をすることが大事です。
③体重管理をする
高齢出産では、太りすぎると前述の妊娠糖尿病を発症するリスクが高くなります。
妊娠糖尿病は自覚症状がないことも多く、放っておくと流産や早産、巨大児など、胎児への影響のほか、妊婦自身が合併症を患って糖尿病性腎症などになり、透析治療が必要になることもあります。
一方、やせすぎも胎児への栄養が不十分になりやすいので注意が必要です。
④出生前診断を受ける
出生前診断とは、妊娠中に胎児の状態を調べる検査のことです。「胎児の先天異常の有無を調べる検査」として使われるイメージを持っている人も多いかと思いますが、出生前診断は、赤ちゃんの状態を知り、適切な環境を整えることが目的です。35歳以上の方や、過去に先天異常のお子さんを妊娠した経験のある方は、医師から検査をすすめられることが多いです。
出生前診断には、非確定検査と確定検査があり、非確定検査の結果では診断はできませんがおおよその傾向が分かります。非確定検査の結果で異常が疑われた場合は、確定検査により診断します。
出生前診断の非確定検査には、母体血清マーカー検査、コンバインド検査、新型出生前診断(NIPT)などがあり、リスクもほとんどないと考えられています。
確定検査は、絨毛検査、羊水検査などがあり、検査精度は高いですが、妊婦や胎児にリスクがあるため、医師とよく相談することが必要です。
染色体異常の不安を抱えている方は検討してみるとよいでしょう。
⑤ストレスを溜めすぎない
必要以上に不安になったり、心配しすぎたりすることも心身によくない影響を与えます。パートナーに出産の不安な気持ちを伝える、母親に悩みを聞いてもらう、出産を経験した友人に話を聞くなど、身近な人たちに励ましてもらえると気持ちの安定にもつながります。
高齢出産にともなう不安を解消する方法について、以下にまとめました。
①正しい知識を得る
高齢出産は、加齢による身体機能の衰えにより、様々なリスクがあることをお伝えしましたが、問題なく過ごしている方もいますし、なかには安産だったという方もいます。
高齢出産により起こりやすいリスクについて知ることや、それに対する予防などの正しい知識を得ることで、リスクを避けることも可能です。
現在は、妊婦向けの雑誌もありますし、そういったものを活用して最新の情報を学んだり、書籍などから知識を得るのもいいでしょう。
保健センターや産婦人科で実施されている母親学級などに参加して、保健師や助産師から話を聞くことも参考になります。
②栄養バランス、体力作りなど、日常でできることを実践する
若い人であっても、不規則な生活やバランスの悪い食事をしていると、妊娠中のリスクが高まります。普段の生活が赤ちゃんに多大な影響を及ぼすことは明らかです。
栄養バランスについては、妊娠中のおすすめメニューといった形で、妊婦向けの雑誌や書籍などで紹介されているので、参考にしてみるとよいでしょう。
栄養バランスの知識を得ると、意外と必要な栄養素がとれていなかったことに気が付くことも多いのです。
お腹の赤ちゃんにも十分な栄養を届けられるように、妊婦になったことを機に栄養バランスについて見直してみましょう。
また、スポーツの習慣がある方は無理のない程度に継続し、特に習慣がない方もウォーキング、スイミング、マタニティヨガなど、自分のペースで進められる運動を習慣にするとよいです。
通勤やフルタイムでお仕事をされている方は、毎日の活動で疲れてしまうこともあります。休日に少し体を動かすなど、負担をかけすぎないよう注意しましょう。
栄養バランスを整えることや軽い運動を行うことにより、精神的にも安定しやすくなります。ただし、完璧を目指そうとすると、かえって不安になりやすいので、楽しく行える範囲で取り組むことが大切です。
③出産経験、子育て中の人の体験談を聞く
高齢出産でなくても、初めての出産や慣れない赤ちゃんのお世話は、誰しもとても不安です。身近に出産経験のある方や子育て中の方がいれば、今後何に気を付けたらいいのか、どんな準備をしたらいいのか、不安の解消はどのようにしたのか、ということについて話を聞いておくと、とても参考になると思います。
ただし、出産についても赤ちゃんの育ち方についても、人それぞれ、個人差がありますので、具体的に気になることがある方は、通院されている産婦人科の医師や助産師に相談すると良いでしょう。
④子どもを産んでからのキャリアプラン、ライフプランを考えてみる
高齢出産は、経済的にゆとりがあると言われることもありますが、親が高齢で子どもをみてくれる人がいない、親の介護の心配、子どもにお金がかかる大学時代に夫婦が定年間近になるなど、将来の不安もあります。
職場への復帰がいつ頃できそうか、今まで通りフルタイムで働くのが無理であれば時短勤務はいつまで必要かなど、おおよその把握をしておくと安心です。
現代の子育ては、教育費や習い事など、お金がかかる傾向があります。
あまり先のことはわからなくて当然ですが、自分や夫の年齢、子どもの年齢を考慮したライフプランを作成してみると、いつ頃お金がたくさんかかるのかを把握できます。
親の介護や夫の定年と子どもの大学時代が重なるなど、出費が増えそうな時期をあらかじめ知っておくことで、貯蓄をする準備ができます。
また、二人目の出産を考えている方も、ライフプランを作ることで、具体的な時期やタイミングについて考えやすくなります。
⑤母親学級などで知り合いを作っておく
保健センターや産婦人科で行われる「母親学級」に参加すると、不安なことを保健師や助産師に相談できるほか、同じ時期に出産予定のママたちにも出会えます。
出産や子育ての悩みは、誰かと共有できると心強いです。
母親のメンタルの安定も赤ちゃんに影響を与えますので、仲間づくりをしておくと安心です。
周りは自分よりも若いママが多いかもしれませんが、母親としては同じ初心者です。年齢に関係なく、悩み事や困っていることを気軽に話せる人もいるでしょう。
年上だと気を遣われてしまうこともありますが、年齢はあまり気にしないほうが自然です。
まずは挨拶や気軽な会話を通して、親しくなれる人が見つかるといいですね。
また、うららか相談室には、出産・子育ての悩みを相談できるカウンセラーも多く在籍しています。周りに気軽に相談できる人がいない、客観的なアドバイスが欲しいという方は、こちらも活用してみてください。
現代の女性は、進学率が高く、勉学も仕事も熱心に取り組んできた結果、晩婚になる、高齢出産になる、というケースも多いです。
お子さんが産まれると、子どもを預ける場所の確保、保育園の送迎、帰宅してからの家事、子どもの世話など、仕事以外のことで追われる時間が多くなり、資格やこれまでのキャリアをうまく活かせないことも少なくありません。
ここでは、職場復帰のためにしておくとよいことを挙げてみました。
①子育て、家事の分担を決める
まず、夫や両親とよく話し合い、仕事を続けるには、誰がどのくらい、どの家事分担をできるのか、具体的に項目を挙げて決めておくと良いでしょう。
ただし実際には、子どもの送迎を両親にお願いし、最初のうちは問題がなかったとしても、子どもの自我が芽生える2歳くらいになると、「保育園が嫌だ!」と駄々をこねて、祖父母では送迎の負担が大きくなるといったこともあります。
その都度、誰かに負担がかかり過ぎていないかを考慮し、相談して分担を見直すことも大事です。
②保育園、託児所、ファミリーサポートセンターなど、子どもを預ける場所を考える
一般的には、日中に子どもを預けるために、保育園を希望する方がほとんどですが、希望する近くの保育園に入ることができないケースが多いです。朝夕の忙しくなりやすい時間の送迎になりますので、保育園の場所と、誰が送迎するのかをよく検討することは重要です。
また、認可保育園にこだわらず、利便性を考慮し、職場の託児所、認可外保育園などを検討する必要もあるでしょう。
集団保育よりも安心ということで、ファミリーサポートセンターでの預かり保育のように、子育て経験のある方の自宅でみてもらうという方法もありますが、お子さんが乳児や2歳くらいの手がかかる時期、あるいは保育園に入るまでのつなぎで利用するケースが多いです。たくさんの友だちと遊びたいとなると、やはり人数も多く、集団生活のできる保育園を希望する方がほとんどです。
3歳からは、幼稚園に入学させるという方もいますが、この場合は、幼稚園の延長保育の時間や、夏休みなどの長期の休みの期間にどの程度、保育を行っているかの確認が必要です。
③職場との調整、話し合い
フルタイム勤務だった方、役職がついている方は、今まで通りの勤務体制で子育てをしながら働くのか、時短勤務にするのかといった勤務体制について、産休に入る前に考えてみるのが良いでしょう。
できるだけ今まで通りの勤務体制で頑張りたい!という方は、家族の協力や家事支援を利用して一度はトライしてみるのもいいと思います。
高齢出産ですと、無理をしすぎて体調を崩すのも心配ですが、今まで築いてきたキャリアを手放すのは未練が残るという方や、子育てが落ち着いてから仕事に専念するのでは年齢的に不安だという方もいると思います。
自分の思い通りにはいかないこともありますが、勤務時間や部署などの希望や不安があれば、職場の上司と早めに話し合いの場を持つことが必要です。
職場に出産や子育ての経験がある方がいるなら、仕事と家事育児を両立するための工夫などを聞いておくのも参考になるかもしれません。
④そのほか、産休・育休中にしておくこと
保育園探しや家事支援サービス、家事・育児の分担の話し合いのほか、職場と定期的に連絡を取ったり、赤ちゃんが産まれたことを報告すると同時に職場の様子を確認したりすると、復帰もスムーズになるでしょう。
慣れない子育ては大変ですが、時間がある方は、仕事に役立つ知識を学びなおしたり、資格取得にチャレンジしたりするのもよいと思います。
将来を不安に思うばかりではなく、今、できることを積み重ねておくことで、後から役に立つことがあります。
高齢出産ということを気にしすぎず、ストレスを溜めないように生活することは、妊娠中も子育て中も大事です。
出産に関するリスクの高さや、親が高齢で孫の世話ができないなど、若い人と比べると、不利になるようなこともありますが、人生経験の多さも高齢出産の強みと言われます。よい面に目を向け、悩みや心配事を話せる友人と緩くつながり、肩の力を抜いて、マタニティライフや子育てが楽しめるといいですね。
(※1)Mastuda Y.Hayashi K.Shinozaki A.Satoh S.Saito S.Impact of maternal age the incidence of obsterical in Japan.J Obster Gyanaecol Res.2011 Oct 37(10):1409-14
参考にしたもの
・古川誠志(2016)「高齢妊娠に伴う諸問題」杏林医会誌47巻1号77-79
・厚生労働省における妊娠・出産、産後の支援の取り組み|厚生労働省子ども家庭局母子保健課
(https://www.gender.go.jp/kaigi/senmon/jyuuten_houshin/sidai/pdf/jyu23-03.pdf)
・出生数が過去最少の中、45歳以上で産む人が増えている背景 [妊活・子作り・妊娠準備] All About
(https://allabout.co.jp/gm/gc/478930/)
・厚生労働省 令和2年 人口動態統計速報
(https://www.mhlw.go.jp/content/10700000/sanko2.pdf)
・中井章人(2019)第2回妊産婦に対する保健・医療体制の在り方に関する検討会「妊産婦の診療の現状と課題」
(https://www.mhlw.go.jp/content/12401000/000488877.pdf)
・高齢出産で初産のリスクとは?母体と胎児に起こる考えられる危険性│新型出生前診断検査ならNIPT予約センター|八重洲セムクリニック(東京)・奥野病院(大阪)
(https://genesis-nipt.com/column/4181/)
・認可保育園と認可外保育園の違いとは?保育料や補助金制度、無償化の範囲について│保育士求人なら【保育士バンク!】
(https://www.hoikushibank.com/column/post_1424)
・よくあるご質問 | 出生前診断の胎児生命科学センター
(https://www.flsc.jp/contents/category/faq/)
・出生前診断の種類|検査ごとの特徴と、受けられる時期はいつ? | NIPT(新型出生前診断)のコラム - 平石クリニック
(https://www.nipt-clinic.jp/column/diagnose_type/)
・ダウン症候群(21トリソミー) - 19. 小児科 - MSDマニュアル プロフェッショナル版
(https://www.msdmanuals.com/ja-jp/%E3%83%97%E3%83%AD%E3%83%95%E3%82%A7%E3%83%83%E3%82%B7%E3%83%A7%E3%83%8A%E3%83%AB/19-%E5%B0%8F%E5%85%90%E7%A7%91/%E6%9F%93%E8%89%B2%E4%BD%93%E7%95%B0%E5%B8%B8%E3%81%A8%E9%81%BA%E4%BC%9D%E5%AD%90%E7%95%B0%E5%B8%B8/%E3%83%80%E3%82%A6%E3%83%B3%E7%97%87%E5%80%99%E7%BE%A4-21%E3%83%88%E3%83%AA%E3%82%BD%E3%83%9F%E3%83%BC)
・流産・切迫流産|公益社団法人 日本産科婦人科学会
(http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=4)
・妊娠糖尿病|公益社団法人 日本産科婦人科学会
(http://www.jsog.or.jp/modules/diseases/index.php?content_id=3)
・流産/死産と言われたときは | 女性の健康推進室 ヘルスケアラボ|厚生労働省研究班監修
(http://w-health.jp/fetation/abortion/)
・不妊に悩む方への特定治療支援事業のあり方に関する検討会 報告書 参考資料
(https://www.mhlw.go.jp/file/05-Shingikai-11901000-Koyoukintoujidoukateikyoku-Soumuka/0000015864.pdf)
・データで見る男女・年齢、妊娠確率統計。年齢別自然流産確率も | 育ラボ |ママ・パパのための出産・育児情報サイト
(https://iku-labo.jp/ninkatu/infertility/7101/)