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  1. 妊活中のストレスを解消できず、悩んでいる方へ

妊活中のストレスを解消できず、悩んでいる方へ

更新日 2024.11.21
育児・子育て
うららか相談室

子どもを授かりたくて妊活をスタートしたけれど、なかなかうまくいかず、ストレスがたまっている、という女性は非常に多く見られます。様々な雑誌やweb媒体で、「これをやったら妊娠した!」「これがおすすめ!」などと書かれていますが、実際にやってみてもうまくいかず、どうして自分だけ…という気持ちになる人がよく見られます。

このような妊活のストレスとはどのように付き合っていくのがいいのでしょうか。

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目次

- 妊活にストレスを感じる人は多い

- 妊活中にストレスを感じる理由

- 妊活でのストレス解消法

- 妊活に疲れてしまったら

- まとめ

妊活にストレスを感じる人は多い

妊活に正解の方法はありません。ある人は特定の治療が効いたものの、別の人には効果がなかった、ということはよくあります。なかなか妊活がうまくいかないと、ダメな人間だ…と自分を責めてしまう人も少なくありません。

また、妊活には時間もお金もたくさん使います。いつ終わるか分からないものですし、中には働きながらやっとの思いで時間を作って妊活している人もいるでしょう。

そんな中、周囲から妊活に対する理解を得られなかったり思うようにいかない問題が続いたりすると、妊活をすることが大きなストレスになる人もいます。

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妊活中にストレスを感じる理由

では妊活中に感じるストレスとして、具体的にどのようなものがあるのでしょうか。


◇いつ妊娠できるか分からない不安

まず、妊活中の大きなストレスとして、いつ妊娠できるか分からない不安があるでしょう。例えば、どれだけしんどいことでも、期限が分かっているものというのは頑張りがいがあります。妊活も「ここまで頑張れば必ず妊娠します」というものが分かっていれば、精神的に負担を感じずに済むのでしょうが、実際にはそういった目安はありません。そのため、「もしかすると自分はどれだけ頑張っても妊娠しないのではないか」という不安がつきまとい、ストレスを抱えやすくなります。加えて、妊娠というのは1ヶ月に1回のチャンスです。年に12回しかチャンスがないと思うと焦りやすくなり、休んだりすると妊娠できる可能性が下がるのではないかと不安な気持ちに陥りやすくなります。


◇周囲が妊娠していく焦り

妊活をしていると、周りの妊娠報告に対して敏感になりやすいです。周囲の妊娠をお祝いしたいのに、自分は妊娠できていないことが気になって、素直に祝福できなかったりします。そうした祝福できない自分に対して、心が狭いのかな、どうして喜んであげられないんだろう、とネガティブな感情を抱くことが多く、ストレスを感じやすくなります。


◇妊活にかかるお金の心配

妊活は、どの治療をするかにもよりますが、治療を進めるにつれて費用が高くなっていきます。妊活には、保険がおりません。自費での不妊治療になるため、人によっては何百万円ものお金がかかることもあります。

なかなか妊娠しないでいると、早く次のステップに進んだ方がいいのではないか、もっといい治療をしたほうがいいのではないか、という思いに至ることもあるでしょう。特に、年齢が上がるにつれて、後になって後悔するくらいなら、少し高くても今のうちにお金を使って治療をしたい、と思うのは自然なことです。

ただし、妊活とはお金をかけたからといって必ず妊娠するというものではありません。せっかくお金を費やしてきたのに、妊娠しないかもしれないという不安と、次のステップに進めば妊娠できるかもしれないという期待の間で気持ちが揺れるため、ストレスを感じやすくなります。


◇妊活で感じる身体的な負担

妊活を始めると、病院に何度も通わなければいけません。仕事をしている人の中には、休みを取ったりしながら時間を調整し、病院まで通い、長い待ち時間を耐えて、妊活をしている人もいるでしょう。

また、治療の内容によっては痛みを伴うものもあります。痛い思いをしながら、何度も病院に通い、ときにその辛さでさえ「あなたが妊娠したいんだから頑張りなさい」と言われてしまうことがあり、行き場のないストレスを抱えやすくなります。



◇周囲の心ない言葉

妊活をしている人には、結婚してから年月が経っていたり、お互いにいい歳だったので早めに妊活をスタートしたというケースが多く見られます。そうした人は、自然と周りから「子どもはどうするの?」「そろそろ子どもをつくったら?」と言われる機会が増えてしまいます。悪気はないと分かっていても、妊活を頑張っている人からすると傷つく言葉になります。会うたびにこんなことを言われるとストレスになりますよね。

また、妊活中ということを、周りに話していない場合、そもそも子どもが欲しくないのではないかと思われている可能性もあります。そのため、「どうして作らないの?」「子どもっていいものだよ」と、実際に子どもがいる友人に言われることもあるでしょう。本当は頑張って妊活しているのに、苦労なく子どもができた人の心ない言葉を聞くと、たとえ相手が仲のいい友人であっても傷つき、大きなストレスとなることがあります。


◇ストレスが妊活によくないというプレッシャー

妊活をする上で、ストレスを感じないようにすることが大切、とよく言われます。女性の体は繊細なので、ストレスを感じると排卵が起こらず、妊娠しにくくなると言われています。しかし、妊活をしていることによって、発生するストレスも多くあります。こうしたストレスさえ妊活によくない、と思うとプレッシャーを感じて、負の連鎖に陥ることがあります。

仕事を辞めたほうがいい、と言われても、収入のために続けなければならないこともあるでしょう。焦らないで、と言われても、焦らなくていいならそもそも妊活をしてないよ、と思うこともあるでしょう。そのような、ストレスをできるだけ減らさなければならない、というプレッシャーが、より負担になるケースもよく見られます。


◇旦那が非協力的

妊活は一人でできるものではありません。旦那さんの協力が必要不可欠です。

しかし、その旦那さんが非協力的な場合、大きなストレスを感じることになります。妊活では、男性よりも女性にかかる負担が圧倒的に大きくなります。病院に通うのは基本的に女性で、移動にかかる労力や時間は、女性が負担することになります。それなのに旦那さんが非協力的だと、とてもイライラしますよね。

こちらは一回のチャンスも無駄にしたくないのに、呑気な態度の旦那さんを見ると、ストレスを感じるという女性はとても多いです。


◇仕事や家事との両立

妊活をすると、病院に何度も通うだけでなく、日ごろの生活習慣にも気をつけなければならず、女性は忙しくなります。仕事をしている女性は、時間を確保するのが大変でしょう。

治療の内容によっては、毎日病院に通う期間があるものも見られます。また、既にお子さんがいて2人目3人目の妊活をする場合、家事や育児をしながらの通院はとても大変になります。

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妊活でのストレス解消法

妊活においてストレスは大敵と言われますが、一切ストレスを感じないようにするのは無理があります。しかし、ストレスを発散することはできるので、感じたストレスをうまく解消していくことに意識を向けるほうが、気も楽になるでしょう。


生活習慣を整えることに目を向ける

「妊娠のために体を温めなければ」「お酒やカフェインは控えて、健康的な食事をしなければ」といつも妊活を意識した生活をしていると、やらなければと思うことが多くなり、できなかった日にとても落ち込んでしまいますよね。

不健康な生活が妊活に影響することは否定できませんが、できれば「妊娠のため」ではなく、「自身の健康のために生活習慣を整える」という意識に変えてみてはいかがでしょうか。1日くらい運動せずゴロゴロする日があってもいいですし、たまには友達とお酒を楽しむ日があってもいいでしょう。長い目で見て、自分のために健康的な生活を心がけていると思えば、完璧にこなさなければならないと思うストレスは軽減されやすくなります。


◇妊活だけでなく夫婦生活を充実させる

男性というのは、女性が思っている以上にナイーブな一面があります。妊娠のためにセックスをしている、と思ってしまうと、男性もプレッシャーを感じたり、ムードを感じられず気が乗らなかったりします。そうした一面を見て、「旦那が非協力的」と思うことも多いようです。

日ごろからスキンシップを取っていれば、誘いやすくもなりますし、男性からしても自然な流れで夫婦生活を楽しむことができます。


◇小旅行やお出かけなどをして気分転換する

ちょっとした小旅行やお出かけは、気分転換になり、ストレスを発散することができます。時間がとれない人は、いつもと違うカフェに行ってゆっくり過ごす、たまには外でランチをする、といったことでも、ストレスを解消することができます。余裕があれば、旦那さんと週末旅行に行くのもいいでしょう。温泉でゆっくりしたり、美味しいものを食べたりすれば、旦那さんとの仲もより深まることでしょう。


妊活に疲れてしまったら

ストレスにうまく対処しているつもりでも、妊活に疲れてしまうことだってあるでしょう。妊活をこのまま続けていいのか、悩む人も多いです。そんなときはどうしたらいいのでしょうか。


妊活を一旦やめてみる

妊活に疲れたら、妊活を一旦やめてみるのも一つの手です。妊活をしていると、毎日の生活に対して妊娠することだけが全てのように感じてしまうこともあります。人によっては、特定の時期までに妊娠したい、という思いがある人もいるでしょうが、まだ妊娠する確率が高い年齢であれば、妊活を少し休むことも検討してみてはいかがでしょうか。

妊活をやめて旦那さんとの時間を大切にしていたら、自然と妊娠した、というのはよくある話です。子どもが欲しいと思うのは、愛する旦那さんとの間に子どもを作って、温かい家庭を築きたいから、というのが本音だったりしますよね。焦る気持ちもあるでしょうが、妊活を始めてから旦那さんと少し気まずくなっている、ギスギスした時間が増えている、というのであれば、一旦休憩して、旦那さんとの時間を大切にしてみるのもいいですね。


旦那と定期的に話し合う

年齢などの理由で、妊活を休むことができないのであれば、旦那さんとしっかり話し合うことも大切です。女性の思いの強さに反して、男性は呑気に考えていたり、真剣さが伝わっていなかったりすることがあります。人によっては、妊娠のチャンスが月に1回しかないことも知らない、という人だっています。

「今の年齢だと妊娠の確率がこれくらいで、何年後にはこれくらいに下がるから、今頑張りたい、そのためにはこういったことを協力してほしい」ということをしっかり話し合ってみましょう。何の説明もないと男性側も、「妊娠のための道具みたいに使われていて嫌だ」という思いがあるかもしれません。どうして今、妊活を頑張りたいのか、ということが旦那にきちんと伝われば、協力的になってくれるかもしれません。まずは夫婦でしっかり話し合い、妊活に対する思いや、不安な気持ちを伝えてみましょう。


カウンセリングを受ける

ストレスがうまく発散できない、妊活による疲れがとれない、という人はカウンセリングを受けてみるのもおすすめです。「妊活うつ」という言葉もあるくらい、妊活が原因でうつ病を発症してしまうケースも増えています。

うつ病になると、妊活を続けることが難しくなったり、旦那さんとの関係が悪くなってしまったりする可能性もあります。一人で抱えていた思いを吐き出すだけでも、ストレスを解消することができますし、無理のない妊活をするための環境づくりやものの捉え方、夫婦のコミュニケーションについてもカウンセラーと一緒に考えていくことができます。

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うららか相談室では、臨床心理士などの専門家にメッセージ・ビデオ・電話・対面で悩みを相談することができます。

まとめ

妊活というのは、始めてすぐに妊娠することもありますし、なかなか妊娠できずに辛い思いを抱えることもあります。

時間がかかればかかるほど、精神的にも肉体的にも、そして経済的にもストレスを感じるものです。ストレスをためると、妊活にもいい影響がありませんし、うつ病などのリスクも高くなります。旦那さんとしっかり話し合ったり、カウンセリングを受けたりすることで、そうしたストレスを解消していけるといいでしょう。

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このコラムを書いた人
オンラインカウンセリングうららか相談室運営スタッフ
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