緩和ケアとは、がんなどの生命を脅かす重い病の問題に直面している患者と家族に対して、痛みや身体的・社会心理的・スピリチュアル的な問題を早期に発見し、苦しみを和らげるためのケアです。
特に緩和ケアでは、不安や気分の落ち込み、食欲不振、不眠といった問題だけでなく、生命についての葛藤や、死を迎えるまでの人生、残された家族の生活といった、患者や家族が抱えやすい問題を扱うことが多く、看護師や心理士、ソーシャルワーカーなど様々な専門家で構成されるチームでケアを行います。