心の悩みの種類は人それぞれです。自身の性格にまつわること、メンタル不調、身の回りの環境が引き起こすストレス、あるいはそういった様々なカテゴリに当てはまらない人もいるでしょう。うつ病や発達障がいのような診断名が付かなくても、重大な心の悩みを抱えていることがあります。そもそも診断についても、同じ名前がついたところで、背景や生い立ち、環境や性格も違うため、人によって心の悩みの実情は異なってきます。
悩みが漠然としているからといって、たった一人で心の悩みと向き合うことは、いい解決方法とは言えません。カウンセリングを利用し、専門家との対話の中で、自分がどういった悩みを持っているのかについて気付きを得ることができるでしょう。
複数の心の悩みを持っていて、どれから解決していけばいいか分からないことがあるかもしれません。「どれから手をつければいいか分からない」ということも、カウンセラーに伝えるといいでしょう。むしろ一つしか悩みがないということのほうが少ないと考えられます。全ての悩みを一度で解決することは難しいですが、カウンセラーと一緒に現状を整理して、まず解消するべき悩みや、相関している悩みなどが分かると、効率的にカウンセリングも進んでいくことでしょう。