専業主婦(あるいは専業主夫、以下省略)が悩みやストレス、つらい気持ちを抱えやすいのにはいくつかの理由があります。主に以下のようなものが挙げられます。
1.専業主婦は孤立しやすい
多くの専業主婦は、職場というコミュニティーを持たないため、何らかの仕事をしている人に比べると、誰かと話をしたり、相談したり、愚痴を聞いてもらったりする機会が少なくなります。社会との接点が少ないことに加えて、子どもがいる場合には、「子どもが自立したらいっそう孤独を感じるだろう」と不安になりやすくなります。
2.専業主婦は周りから休んでいると思われやすい
専業主婦は、周囲の理解を得られなかったり、共働きの人と表面上だけの比較をされて悩んでしまったりする場合があります。家事や育児は仕事と違って、成績や成果というものが存在するものではなく、誰かの評価を得られるものではありません。また就業時間のようなものがあるわけでもないため、環境や条件によって負担というものは人それぞれな上に、どれほどしんどいものなのか見えにくくなります。共働きよりも多くのことを期待された専業主婦が、パートナーの協力も得られず、結果的に正社員で働いている人よりも忙しくなり、心身に負担を強いられているというのはよくあることです。
3.専業主婦はやりがいを感じにくい
特に家事は毎日マンネリ化しやすく、家の中にいる時間も多くなるため、やりがいを感じるのが難しくなります。何かやりがいを感じられるものを始めるのにも我慢したり、周囲の目が気になったりしてつらい気持ちに陥りやすくなります。
・家事をするのがつらい
・専業主婦の大変さを周囲に理解してもらえず苦しい
このような悩みはありませんか?
専業主婦はストレスを抱えやすいため、誰かと話をしたり、こころのケアを意識的に取り入れることも大切です。自身の環境や家事の負担について一度カウンセラーと整理をして、どのように行動していけば心身ともに健康でいられるか考えてみませんか。