キャリアカウンセリングとは、何をするのだろう? どんな流れなのだろう? 何を話せばいいのだろう?キャリアカウンセリングを受けたことがない方は、カウンセリングで何が行われるのか想像しづらいため、相談するのをためらう方もいらっしゃるのではないでしょうか。また、知らない人に自分のことを話して、役に立つのか疑問に思う人もいるかもしれません。
ここでは、キャリアカウンセリングとはどういうものなのか、受けてみようかなという気持ちになっていただけるように、解説します。
目次
- おわりに
キャリアカウンセリングと聞いて、皆さんはどんなことをイメージされるでしょうか?
人材紹介会社や人材派遣会社に登録して、求人を紹介してもらう前に行われる面談を想像されるかもしれません。こういった面談では、スキルや経験、やりたいこと、希望条件などを聞き取り、マッチする求人を探す、ということが行われます。
実は、この人材紹介会社・派遣会社の面談は、マッチングといって、もっと範囲が広いキャリアカウンセリングの一部なのです。
キャリアカウンセリングとは、職業選択やキャリア形成を支援するために行われるカウンセラーとの対話のことをいいます。
求人を探すときに、次のような悩みを持つことはないでしょうか。
こういった悩みを乗り越えることができないと、マッチングまでは進めませんし、闇雲に進むべきでもないですよね。
キャリアカウンセリングでは、まず「自己理解」というプロセスを行います。「自己理解」では、まず、メンタル面を整え、スキルを棚卸しします。そしてやりたい仕事、自分の仕事の軸を見つけます。「自己理解」からサポートできるのが、キャリアカウンセリングなのです。
次に「仕事理解」を行います。やりたい仕事と企業の研究をして、自分のスキルとマッチングさせます。
そして、応募、面接、採用という流れになります。
キャリアカウンセリングでは、このすべての段階をサポートすることが出来ます。キャリアコンサルタントは、就職・転職活動の頼もしい伴走者です。
また、キャリアカウンセリングの「キャリア」は、就職・転職活動だけを指すのではありません。「キャリア」という言葉は、仕事だけでなく、幅広い概念で、人間が経験し、学び、積み上げていくことすべてを含みます。したがって、職場で起きる様々なできごとの相談もキャリアカウンセリングに含まれます。
このようなお悩みがあれば、一度キャリアコンサルタントに相談してみることを、ご検討ください。皆様が明るい気持ちで働いていけるよう、サポートします。
キャリアカウンセリングを通じて、自分自身のキャリアとじっくり向き合ってみませんか?
うららか相談室では、キャリアコンサルタントなどの専門家があなたのキャリア形成をしっかりとサポートさせていただきます。
キャリアカウンセリングで何から話せばいいか分からない、話したいことがまとまっていない、と思う人は少なくありません。
キャリアカウンセリングでは、いま困っていることを、何でも話して大丈夫です。ご自分の状況、気持ち、将来への希望など、どんなお話でも結構です。キャリアコンサルタントは、お聴きしたお話を整理して、どうすれば良いかを一緒に考えていきます。
「落ち込みすぎていて、転職は考えたいけれど難しいと思える」「ただ思考が堂々巡りしているだけ」という状態でも、キャリアカウンセリングを受けていいのです。むしろそういう人にこそ、キャリアカウンセリングが必要だと思います。そこから整理していきましょう。一人ではなかなか整理することは簡単ではありません。
キャリアカウンセリングでは、職歴を前もってまとめておくと好ましいですが、それが無いと出来ないわけではありません。まずはプロに相談するところから始めてみましょう。
自分一人で転職などキャリアの問題を解決することも可能ですが、私は、キャリアコンサルタントと一緒に考えたほうが、うまく解決できる可能性が高いと考えています。キャリアカウンセリングの一番大きな効果は「気がついていなかった自分を発見すること」だと思います。それは具体的には、「自己効力感を得られる」「自分のキャリアの軸が見つかる」ということになります。
キャリアカウンセリングで期待できる効果を挙げてみます。
1. 自己効力感を得られる
相談者の方の多くが、自分には使えるようなスキルも経験もないと考えています。しかし、お話をうかがっていくと、真面目に働いてきた方であれば、得意なことや、頑張った経験が必ずあります。
スキルというと、PCや英会話、資格などをイメージすると思いますが、実際に仕事をする上では、もっと多種多様なスキルが使われています。難しいお客様に対応するスキル、いろいろな世代の人との人間関係をうまく作るスキル、単調な仕事を着実にこなすスキル、大量のコピーを効率的にとるスキル、などなど、これらはすべて、新卒の学生さんはあまり持っていないスキルで、スキルとして数えて良いのです。(学生さんであれば、計画を立てて学習を進めるスキル、グループで活動するスキル、親御さんや先生に分かってもらえるよう説明するスキルなど)
キャリアコンサルタントは、これまでのご経験を聴きながら、「その仕事をやったのなら、こんなことが出来るようになったのではないか」と想像します。そして、相談者の方に確認しながら、あれも出来ますね、これも自慢できる経験ですねとお伝えします。
相談者の方は、キャリアコンサルタントに言われて「案外、私にもたくさんスキルがあった!」と自信を取り戻すのです。キャリアカウンセリングを受けているうちに、だんだん元気になり、世の中に自分をぶつけてみる勇気を持つようになります。これはキャリアカウンセリングの目標の一つです。
2. 自分の「キャリアの軸」が見つかる
キャリアを作っていく上で、自分は何を目指したいのか、どういう仕事をしたいのかを突き詰めることは、たいへん重要なことです。「これしか選択肢がないから…」という消去法ではなく、少しでも自分に向いていること、充実感を得られることを仕事にしなくては、長続きはしないのではないでしょうか。
キャリアコンサルタントは、職歴とスキルや、学生時代や社会生活での経験の中で、どんな時に相談者の方が喜びを感じてきたのか、聴いていきます。そして、相談者の方が仕事に求めていることの基本となる欲求を見つけ出すお手伝いをします。
「人を助けて喜ばれたい」
「コツコツと丁寧に何かを作り出したい」
「特定の分野で活躍したい」
「常に何かを学び続けたい」
など、キャリアの軸は人それぞれで、様々な内容があります。
自分の軸が見つかった時、相談者の方は「自分はこの方向で生きていけばいいんだ」と安心されることが多いです。
3. 職務経歴書の書き方、求人の探し方・見方が分かる
キャリアコンサルタントは、職務経歴書のアドバイスもします。職務経歴書は、ただ職歴が分かれば良いというより、この職歴とスキルで、どうしてその会社に応募するのかが伝わるものであることが望ましいです。つまり、自分の職歴とスキルを、会社の事業内容や仕事内容とマッチングさせます。
また、求人広告やホームページを見ても、なかなかその会社の実態はうかがい知れません。「この状況であればこういう問題があるかもしれない」「こんなところは気をつけたほうがいい」ということを、経験豊富なキャリアコンサルタントがお伝えし、面接の際などに確認していただくようにします。
キャリアコンサルタントとは・・・
キャリアカウンセリングや就職、転職、仕事、職場の人間関係などの相談に対応している専門家です。
うららか相談室には、多くのキャリアコンサルタントが在籍しています。
キャリアカウンセリングを受ける方法はいくつかありますが、相談したい内容によって、さまざまな機関を使い分けましょう。
仕事を探すことがメインの相談であるならば、ハローワーク、ジョブカフェ、人材紹介会社、人材派遣会社で無料のキャリアカウンセリングが行われています。これらの機関は、どういった仕事を紹介できるかという「ジョブ・マッチング」が主になります。
メンタル面も含めて、総合的なキャリアカウンセリングを希望する場合は、有料のキャリアカウンセリングがおすすめです。有料のキャリアカウンセリングを提供するサービスはいくつかありますが、オンラインカウンセリングの「うららか相談室」はその一つです。こういったキャリアカウンセリングサービスでは、職業あっせんは行いません。
うららか相談室では、資格やプロフィールから自分に合いそうなカウンセラーを選んで、メッセージ・ビデオ・電話・対面形式のカウンセリングを受けることができます。あなたが自分らしく話せる方法で、カウンセリングを受けてみてください。申込みはwebで24時間受け付けており、深夜・早朝のカウンセリングや当日予約にも対応しています。
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キャリアカウンセリングは、仕事の見つけ方、職務経歴書の書き方といった、実際的なご相談だけではありません。自分のこれまでを振り返り、気づかなかった自分を発見して、キャリアというものを考え直す機会になります。
「働くこと」は人生の非常に大きな部分を占めます。少しでも楽しく、充実したものにしていくために、キャリアコンサルタントがサポートします。