いつかは自然と結婚するものだと思っていたのに、歳を重ねるにつれて、「もう結婚できないかもしれない」と不安になる女性は多いです。周りの友達はどんどん結婚していくのに、自分は彼氏もいない、一生このまま一人なんじゃないか、と思うと暗い気持ちになりますよね。
実は、「結婚できないかもしれない」という不安の正体は人それぞれで、解消法もそれによって変わってきます。
では、「結婚できないかもしれない」という不安はどこからきているのでしょうか。また、解消法にはどのようなものがあるのでしょうか。
目次
- まとめ
マイナビウーマンが実施したアンケートによると、22~34歳の働く未婚女性のうち、「結婚できるか不安を覚えたことがあるかどうか」という質問に対して、「ある」と答えた女性は全体の約8割でした。結婚していない女性であれば多くの人が抱える悩みで、同じように悩んでいる人はかなり多いと思っていいでしょう。
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では、「結婚できないかもしれない」と不安になるのはどういったときでしょうか。
◇友達がどんどん結婚していくとき
今まで結婚していないもの同士で仲良くしていた友達が、どんどん結婚していくと、不安になる女性は多いです。楽しく遊んでいた友達が、1人また1人と減っていき、気軽に誘って遊べる友達がいなくなると、取り残されたような気持ちになり、不安を感じやすくなります。
◇親からプレッシャーをかけられたとき
親から「いい人いないの?」「孫の顔が見たい」などとプレッシャーをかけられると、不安を感じる女性は多いです。また、親戚の子と比べられたり、近所の子と比べられたりすると、「あの子は結婚できたのに私は…」と不安を感じやすくなります。
◇婚活がうまくいかないとき
結婚を意識して婚活をはじめたのに、なかなか良い出会いがない、良い人がいたのに上手くいかない、ということがあると、「婚活もうまくいかないなんて、もう一生結婚できないかもしれない…」と不安に感じやすくなります。
◇失恋をしたとき
付き合っていた人や良いなと思った人に振られると、不安に思う女性は多いです。大人になると、学生のときほど出会いがなく、なかなか人を好きになるタイミングもないと感じる人は少なくありません。そのため、また人を好きになれるのか、好きになっても相手から好かれないのではないか、と不安になったり、「結婚なんてもう無理なのではないか」と焦ったりして辛い気持ちを抱えやすくなります。
◇職場の女性が全員独身だと気がついたとき
同じ職場の女性、特に自分より先輩、年上の女性は、自分の将来像と重なるものがあります。勤めている職場の女性が全員独身だと気がついたときに、自分の歩む先も同じなのではないか、と不安になる女性は多いです。
◇仕事に打ち込んでいるとき
仕事にやりがいを感じ、業務に打ち込んでいるとき、まだまだ結婚はできないと思い、将来に不安を感じる人もいます。自分の年齢のことを考え、周りを見て「そろそろ結婚したほうがいい」と思うことはあっても、仕事が優先的になっていると「そうは言っても結婚はまだできそうにない」という気持ちが強くなります。
◇付き合っている彼氏が結婚を意識してくれないとき
お付き合いしている彼氏はいるけど、彼氏が結婚を意識してくれない、結婚する気がなさそう、ということで不安を覚える女性は多いです。このまま付き合っていっていいのか、結婚のために別れて新しい人を探したほうがいいのか、どうすればいいか分からず、不安な気持ちになりやすいです。
うららか相談室では、臨床心理士・社会福祉士などの専門家を選び、メッセージ・ビデオ・電話・対面形式のカウンセリングを受けることができます。
匿名で相談ができるため、家族や友人に知られることなく、安心して相談していただくことが可能です。
では、結婚ができないことに対して、不安を感じるのはどうしてでしょうか。
◇経済的な不安
結婚できないことに不安を感じる要因の1つに「経済的な不安」が挙げられます。女性の平均的な収入は、男性に比べるとまだまだ低く、この先ずっと働いたとしても収入が大きく増えないことが見えていると、不安を感じやすくなります。
など、経済的なことで不安を感じる女性は多いです。
特に、今の仕事でキャリアアップがあまり望めなそうな場合や、現在が派遣社員でこの先も正社員になれる保証がない場合には、さらに不安が大きくなるでしょう。
◇周りと違うという不安
今の日本では、まだまだ「結婚することが当たり前」という見方をする人が多いです。結婚願望がなくても、周りが結婚しているのに自分はしていない、ということに不安を感じやすくなります。
周りの人が独身ばかりであるときは、休みの日に1日遊んだり、平日の夜に飲みに行ったりしていたのに、結婚すると誘いづらくなりますよね。このまま全員が結婚して、遊ぶ友達がいなくなったらどうしようと思うと、不安が募りやすくなります。
◇子どもを産めないかもしれないという不安
結婚できないということは、一般的に子どもを作るということも選べなくなってしまいます。女性は子どもを産める年齢にリミットがあり、年齢を重ねるごとに、子どもを産むことができる確率は下がっていきます。
高齢出産をしている人が多いとはいえ、自分が何歳まで子どもを産めるのか、ということは自分でも分かりません。
このまま結婚をしなかったら、子どもを産むことも一生できないのかな、と思うと不安を感じる女性は多いです。
◇自分に魅力がないのではないかという不安
周りは結婚できているのに、自分だけ結婚ができないということは、自分に魅力がないのではないか、という不安を覚える人もいます。男性から選ばれないと、「女性としての魅力がない」と言われているようで、自信を失い、気分が落ち込む人も多いです。
◇将来、孤独になってしまうのではないかという不安
このまま結婚できなかったとすると、将来、孤独になってしまうのではないか、と不安になる人もいます。今は友達がいて、親も元気だったとしても、残念ながら一生続くものではありませんし、友達と積極的に会うことも少なくなってきます。何かあったときに身近な誰かと支え合いたい、と思うのは自然なことでしょう。
では、結婚できないかもしれないという不安に襲われたときはどうすればいいのでしょうか。
◇自分の好きなことや楽しいことをする
不安に襲われたら、自分の好きなことや楽しいことをしてみましょう。気を紛らわせているだけではなく、自分の時間を楽しむことで、本当は自分がどうしたいのか、冷静に見つめ直しやすくなります。
不安に襲われているときには、結婚できないことが不幸なことのように思えてきますよね。誰からも愛されないのではないか、一生孤独なのではないか、といったようにネガティブな気持ちになったり、自信がなくなったりしやすくなります。
自分の好きなことや楽しいことをすれば、結婚できないことが不幸ではない、と気がつきやすいですし、結婚以外の幸せに目を向けやすくなります。
また、結婚したいと自然と思えるようになったときには、結婚についてしっかり考えるといいでしょう。
◇婚活を少し休んでみる
婚活に疲れてしまっている方は、婚活を少し休んでみるのも一つの手です。婚活をすることで確実に出会いは増えますし、結婚できる確率は高くなりますが、結婚できないかもしれない、という不安に駆られた状態で婚活を続けることは、精神的によくありません。
相手の人から見て、「結婚を焦っているな」という印象を持たれてしまうのも、あまりいいことではないですよね。
もちろん、年齢的に休んでいる暇はない、今休んだら後で後悔する、と思うのであれば無理に休む必要はありませんが、少し余裕があれば、期間を決めて休んでみるのはいかがでしょうか。
◇誰かに相談する
結婚できないかもしれないという不安が拭えない場合、誰かに相談してアドバイスをもらうことも効果的です。特に、恋愛に詳しいカウンセラーなどに相談することで、的確なアドバイスをもらうことができます。
結婚できないかもしれない、という不安について、結婚していない友達同士で語り合うのもいいでしょう。不安を共有することで、辛い気持ちは和らぎやすくなります。
結婚できないかもしれない、と不安になることは、未婚の女性の多くが一度は経験しているものです。失恋したとき、周りがどんどん結婚していくとき、彼氏が結婚を考えてくれないときに、このまま結婚できずに一生孤独なのではないか、と不安になる人は多いです。
そんな不安に押しつぶされそうなときは、その不安の正体を突き止めてみてください。婚活に疲れているのか、みんなと違うことが不安なのか、経済的に不安なのかによって、その不安の解消法は変わってきます。不安の正体が分かれば、婚活をやめてみる、自分の好きなことをして一度冷静になってみる、カウンセラーなどの専門家に適切なアドバイスをもらう、といった方法をとることで、不安が和らぎやすくなるでしょう。
また、結婚ができないことは不幸なことではありません。自分が不安だから結婚がしたいと思っているのか、それとも純粋な幸せのために結婚がしたいのか、一度ゆっくり考えてみるといいでしょう。
参考サイト
「一生結婚できない」と不安を覚えたら。解決策と心の持ち方|「マイナビウーマン」
https://woman.mynavi.jp/article/190328-8/2/