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  1. 豆腐メンタルを克服したい人へ。特徴や原因・改善方法とは?【落ち込みにくい自分になるためのヒントを紹介】

豆腐メンタルを克服したい人へ。特徴や原因・改善方法とは?【落ち込みにくい自分になるためのヒントを紹介】

✔︎ ちょっとした言葉で傷つきやすい

✔︎ ミスをすると人一倍落ちこむ

✔︎ 人より心が弱いと感じることがある

✔︎ 自分が傷つくのが怖くて積極的になれない

✔︎ 心が凹みやすく、立ち直るのに時間がかかる


などと感じたことはありませんか?


メンタルを改善していきたいという思いはあっても、「自分ではどうしたらよいかがわからない」と感じている人も多いと思います。

傷ついたり、落ち込んだりした時に、少しでも前に向かって進んでいく方法について考えていきましょう。

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臨床心理士によるカウンセリング

目次

-      豆腐メンタルとは?

-      強い心とは?

-      心は傷つきやすいもの

-      豆腐メンタルになりやすい人の特徴とは

-      豆腐メンタルを克服する方法

-      カウンセリングの活用について

-      落ち込みにくい自分になるために

豆腐メンタルとは?

“豆腐メンタル”という言葉を知っていますか?

SNSなどでも話題になったりすることがあるので、聞いたことがある人もいると思います。


豆腐というのは、とっても柔らかくてくずれやすいですよね。「豆腐のようにメンタルがくずれやすい(傷つきやすい)人」のことを“豆腐メンタル”と言ったりします。


傷つきやすい人の気持ちを“豆腐メンタル”と表現するのが適切かどうかという問題がありますが、ここでは「自分は豆腐メンタルかも」・「人より傷つきやすいけれどどうしたらよいかわからない」などの気持ちを抱えている人に向けて、あえて“豆腐メンタル”という身近な言葉を使い、心の持ち方を考えていきたいと思います。

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臨床心理士とは・・・


悩みを抱える人との対話をベースに、精神分析や心理療法を使って問題の解決をサポートする「こころの専門家」です。


臨床心理士の資格は厳しい学習条件が求められ、心理業界では長年にわたり根強い信頼性を持っています。


うららか相談室には、多くの臨床心理士が在籍しています。

メッセージ・ビデオ・電話・対面、あなたが一番話しやすい方法で、悩みを相談してみませんか。

強い心とは?

 “強い心”と聞いて、どんな心をイメージしますか?

豆腐のように柔らかくなくて、岩のように何事にも動じないようなかたい心でしょうか?傷つきにくく、どんな時でも凹まないような心でしょうか?


自分の気持ちをコントロールすることを考えると、厳しく力ずくでコントロールするようなイメージがあるかもしれません。でも、実際のところは柔らかい力で自分の心と向き合う方がコントロールしやすかったりします。


たとえば、小さな子どもが木の枝にぶら下がっている様子を想像してみてください。もし、木の枝がかたくてしならなかったらポキッと折れてしまうことがあります。でも、木の枝が柔らかくてしなっていたら子どもがぶら下がっても折れることはありません。柔らかいことが強さにつながっていますね。


“豆腐メンタル”の反対の言葉としては、“こんにゃくメンタル”という言葉がつかわれることがあります。

一見すると柔らかそうなイメージがあるけれど、実はくずれにくいというこんにゃくの特徴を表現したものですね。


つまり“強い心”とは、力で心をコントロールをすることではなく、柔らかく対応することができる心といえるかもしれません。


心は傷つきやすいもの

もともと心は傷つきやすく、繊細な面があると思います。


・自分は豆腐メンタルかもしれない

・自分はメンタルが弱い


と感じている人は感受性が高い人と言い換えることができます。他の人が傷つかないことでも傷ついてしまうというのは、繊細に感じる心を持っているのだと思います。


自分が傷ついた分、まわりの人を傷つけないように気をつけることができたり、こまかな配慮ができたりするところがあると思います。


なので、傷つきやすい自分について「ダメだな〜」と思ったりするのではなく、「傷つきやすいけれど、こまかなところにも気づくことができている」など自分で自分を認めてあげるとよいです。


傷つきやすい人は、一旦落ちこむとネガティブな考えを引きずってしまうことが多くあります。まずは傷ついている自分を否定するのではなく、自分自身を認めるところからはじめていくことが大切になります。

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豆腐メンタルになりやすい人の特徴とは

豆腐メンタルになりやすい人の特徴は次の4つです。


① 人の気持ちを感じやすい

② 理想のイメージが高い

③ 自分を責める傾向がある

④ 落ち込んだときに、ネガティブな思考に入ってしまう


1つずつ特徴を見ていきましょう。


① 人の気持ちを感じやすい

まわりの人がどう思っているのかというのを直感的に感じやすい人は、自分の気持ちよりもまわりの気持ちを優先的に考えてしまうところがあります。自分の気持ちを後回しにすることで、ストレスがたまりやすく、しんどさにつながってしまうことがあります。


② 理想のイメージが高い

自分に対して理想を高く持っている人は、完璧に物事を進めていきたいという気持ちが強く、ちょっとした失敗でも落ち込んでしまうことがあります。順調に物事が進んでいる時はよいのですが、うまくいかないことが続くと理想とのギャップでしんどく感じてしまうことがあります。


③ 自分を責める傾向がある

自分だけが悪いわけではないのに、「あれは私が悪かったから...」・「私のせいでこうなってしまった...」などと考えてしまうところがあり、必要以上に自分を責めてしまう傾向があります。


④ 落ち込んだときに、ネガティブな思考に入ってしまう

自分を責めるところから始まって、過去の自分の失敗などを思い出したりして、自分からネガティブな思考に入ってしまう場合があります。きっかけはそれぞれ異なりますが、ネガティブな考え方になることで傷つきやすくなります。


豆腐メンタルを克服する方法

では、豆腐メンタルを克服していくための方法について見ていきたいと思います。大事なポイントは次の5つです。


① 自分の気持ちを大切にする

② 理想のイメージに向けて、小さな目標を立てる

③ 自分を必要以上に責めない

④ ネガティブな思考に入らないように気をつける

⑤ 身体をケアする


1つずつ内容を確認してきましょう。


① 自分の気持ちを大切にする

相手の気持ちを考えるばかりに、自分の気持ちを抑え込んでしまうことがしんどさにつながってしまう場合があります。


もちろん、相手の気持ちを思いやることは大切ですが、無理に自分の気持ちをなくそうとしないことが大切です。直接相手に自分の気持ちを伝えたりすることが難しい場合は、自分の感じた気持ちをノートに書いてみたり、他の誰かに話してみるなど工夫をしてみるとよいです。


自分の気持ちを外に出すことを意識することで、自分の気持ちのモヤモヤが少し減っていくのを感じられると思います。「自分の中に抱え込まずに、外に感情を出していく」ということが大切なポイントですね。


② 理想のイメージに向けて、小さな目標を立てる

向上心が高く、理想のイメージを高く持っていることはとてもよいことだと思います。ただ、理想のイメージに到達するまでにはある程度の時間がかかることも少なくありません。時間が経過する中で、理想と現実とのギャップを感じてしんどくなる場合があります。


そんなときは、小さな階段を1つずつ上がっていくようなイメージで、小さな目標を立てることをおすすめします。小さな目標を達成していくことで、前向きに進んでいる感覚や達成感を得やすくなります。


③ 自分を必要以上に責めない

必要以上に自分を責めることで、傷つきやすくなってしまうことがあります。コミュニケーションは相手があってのものなので、自分が100%悪いというような状況はまれだと思います。「自分が悪かったかな?」と思ったとしても、自分を責めることはほどほどにして、自分のよかったことも考えるようにしていきましょう。


「ここはよくなかったかもしれないけれど、ここはよかった」など自分を認める部分を大切にしていくことがポイントです。


④ ネガティブな思考に入らないように気をつける

傷つきやすい人は、傷つく出来事があるとネガティブな思考に入りやすいところがあります。


たとえば、


今日も仕事でミスをしてしまった→そういえば過去にも同じようなミスをした→自分が情けない→過去にはこんな失敗もあった・・・


というようにネガティブな考えに入ってしまう形ですね。失敗した自分を思い出していく内に、「やっぱり自分はダメなんだ...」などと自分自身を否定的に感じてしまうことがあります。


ネガティブな感情が起こるのは自然なことなのでその気持ちを抑えつけるのではなく、途中で肯定する部分をつくることを意識していきましょう。


今日も仕事でミスをしてしまった→そういえば過去にも同じようなミスをした→過去にはミスをしなかったこともあった→人間なんだからある程度の失敗はある→同じような失敗を増やさないように気を付けていこう・・・


“失敗は成功のもと”と言ったりしますね。物事も見方を少し変えるだけで、捉え方が変わってきます。失敗をただの失敗と考えるのか、成功につながる失敗と考えるのかで気持ちも変わってきます。


ネガティブなサイクルに入りそうになったら、少し視点を変えて、「自分を否定しないこと」を意識すると効果的です。自分に厳しく反省をすることも大事ですが、自分を否定ばかりしていくと反省すべきことの本質を見失ってしまうことがあります。自分を認めながら、前向きに考えていくようにするとよいですね。


⑤ 身体をケアする

「自分は豆腐メンタルかも...」と感じている人は、気持ちの部分に意識がいきすぎることがあります。身体のコンディションも心の状態につながっているところがありますので、傷ついたりしんどく感じたときは、身体を大切にしてケアをすることも効果的です。


お風呂に入ったときに自分の身体をマッサージしてみたり、栄養バランスのよい食事をするのもよいですね。しっかりと食事をとって、十分な睡眠を心がけるなど、生活習慣を見直すことでストレスに対する抵抗力が上がり、心の状態が落ち着くことがあります。

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カウンセリングの活用について

豆腐メンタルを改善する方法として、自分で取り組めるポイントをお伝えしてきましたが、はじめのうちは自分一人でケアをしていくことが難しく感じられるかもしれません。


そんなときは、カウンセリングを活用してカウンセラーと一緒に豆腐メンタルを改善していくことを考えるのも1つの方法です。


カウンセラーと一緒に進めていくことのメリットは次の3点が挙げられます。


☆ 安心して、自分の感情を外に出すことができる

☆ ゆっくりと、自分の思考を整理することができる

☆ 話すことで、新たな気づきを得られる


☆ 安心して、自分の感情を外に出すことができる

自分は豆腐メンタルかも、と感じている人にとって感情を外に出していくことは難しいと感じることも多いかと思います。「自分の発言で相手を傷つけてしまったら・・・」・「反論されたらどうしよう・・・」など、自分のメンタルを傷つけないようにするために、言葉を選んだり、感情を外に出すのをためらったりすることがあります。


カウンセラーは無理に感情を外に出すように促したりすることはなく、自然に話したいペースで話を進めていくことができます。時間をかけて話を進めていくうちに、自分の感情を自然と外に出すことができるようになります。自分の感情を出しても、カウンセラーがその気持ちを否定したりすることはないので、安心して進めていくことができます。


☆ ゆっくりと、自分の思考を整理することができる

人は誰かに話すことで、自分の考えや思いを整理することができます。「自分はメンタルが弱いから・・・」と感じている状態で、一人で抱え込んでしまってはしんどさが大きくなってしまうことがあります。カウンセリングと聞くと、「自分のような悩みでも相談してよいのかな?」と思ったりするかもしれませんが、「自分の考えや思いを整理していくために、少し話を聞いてもらおう!」くらいの気持ちで相談をされるとよいと思います。カウンセラーと一緒に話をしていくことで、焦らずゆっくりと自分の思考を整理することができるようになります。


☆ 話すことで、新たな気づきを得られる

自分の思考を整理していく過程で、新たな気づきを得られることがあります。カウンセラーに自分の考えや思いを話していくうちに、「あっ、そういえば自分にはそういうところがあるかも」など、自分でも気づかなかった気持ちに気づけることがあります。普段の生活の中で、自分の話を丁寧に聞いてもらう時間は多くなかったりしますよね。自分の話をすることで、これまで気づかなかった自分の考えや思いを見つけられるかもしれません。


落ち込みにくい自分になるために

豆腐メンタルの改善方法を紹介してきましたが、最後にポイントをまとめておきたいと思います。


✔︎ 柔軟に考えることが強い心につながる

✔︎ 「自分はメンタルが弱い」と考えるのではなく、「感受性が高い」と考えよう

✔︎ 自分の感情を外に出していくようにしよう

✔︎ スモールステップで目標を立てよう

✔︎ 自分を否定せず、認めていこう

✔︎ 身体のコンディションを整えよう

✔︎ 一人で抱えこまずに、カウンセラーにも相談をしてみよう


メンタルは形がないものなので、人と比べたりすることができるわけではありません。“強い心”についても、人より強い心という意味ではなく、自分自身にとっての強い心のあり方を意味しています。


気持ちのしんどさは人それぞれです。人と比べて自分の悩みが大きかったり、小さかったりするわけではないと思います。自分がしんどいと感じたら、それはしんどいことなので、自分自身がしんどくならないようにケアをしていくことが大切です。

一人で少しずつセルフケアをしていくことも大切ですし、時には家族や友人、カウンセラーなどに相談をしていくことも大切です。無理のない形で自分のメンタルを整えていきましょう。

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臨床心理士によるカウンセリング
このコラムを書いた人
社会福祉士
知的障害・発達障害・精神障害等の障害児者のサポート経験の他、生活習慣の改善、メンタルヘルス向上のための指導(コーチング)の経験など、幅広い経歴を持つ。
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