明るい性格になりたい、前向きになりたい、といったことでお悩みではないですか。明るい性格の人は見ていて元気がもらえるので、自分も明るくなりたいと思う人は多いですよね。しかし、「明るくなりたい」と思っても、実際は何を変えればいいか分からず、一人で悩んでしまう人は少なくないでしょう。では、明るくなるには一体どうすればいいのでしょうか。
目次
- まとめ
「明るい人」と一言で表されがちですが、「明るい人」として想像する姿は人それぞれ異なります。漠然と「明るくなりたい」と考えるのではなく、具体的な姿をイメージすると、何をすればいいか分かりやすくなります。以下に明るい人の例を挙げますので、自分がなりたい姿をイメージしてみましょう。以下の例のうち、すべてを満たしている必要はありません。もちろん、例に挙げていないような特徴をイメージしても構いません。
表情は人の印象に大きな影響を及ぼします。いつも無表情な人よりも、笑顔な人の方が明るい印象がありますよね。前向きに生きている人ほど、いつも笑顔であることが多いです。
同じことが起こっても、ネガティブに考える人とポジティブに考える人がいます。この場合、ポジティブに考える人のほうが明るい印象があります。
自分に自信があると、はきはきとした喋り方や堂々とした態度が生まれるため、前向きだと思われやすいです。また、自分に自信がある人は、精神的に落ち込むことが少ないため、明るい印象があります。
人の悪口や陰口を言っている人は、周りにネガティブなイメージを与えます。明るいと感じる人は、悪口や陰口を言わないことが多いでしょう。
自分の目標や夢を持っている人は、それに向かって努力する前向きな気持ちがあるため、明るい印象があります。
臨床心理士とは・・・
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自分がなりたい姿のイメージをつかむことができたでしょうか。では、その姿になれない原因について考えていきましょう。
イメージはつかめているのに明るくなれない原因として、「恥ずかしいから」「馬鹿にされるかもしれないから」「変わったことが怖いと思われるかもしれないから」といったように、他人の目を気にしていることが挙げられるのではないでしょうか。明るくなかった自分が急に明るくなった場合を想像して、周りの人から不思議に思われることを気にする人は少なくありません。
また、明るくポジティブに振舞うと、ネガティブな一面がある自分を偽って、自分らしさを失ってしまうように感じる人もいるでしょう。
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それでは、明るくなれない原因を解消して、明るい性格を目指す方法について見ていきましょう。
明るくなりたいけれど他人の目が気になるという方は、自分が見られたい姿をイメージするようにしましょう。他人から「急に明るくなったのが怖い」と思われたくないということは、他人から「徐々に明るくなった」と思われたいと言い換えることができます。明るくなることで自分らしさを失うように感じる人は、他人から見てどのような姿になれば、自分らしさを残したまま変わることができるのかイメージしてみましょう。
自分が見られたい姿をイメージしなければ、目指す姿が現実の自分とあまりにもかけ離れすぎていたり、自分らしさを活かせなかったりすることがあります。
このように、他人からどのように見られたいかをイメージすることは、以降の項目についても共通する重要な考え方となります。
自分の気持ちを表現しなければ、考え方がポジティブになっても他人に伝わりません。また、自分の気持ちを素直に表現している人は裏表がなく、明るい印象があります。嬉しいときは嬉しい、楽しいときは楽しいと相手に伝えるようにしましょう。もちろん、機嫌が悪いからと周りに当たるのは良くありませんが、落ち込むことがあったときも隠したり落ち込んだ自分を責めたりするのではなく、素直に周りに相談するなどして気持ちを表現することで、ふさぎ込んでいた気分も晴れやすくなります。
同じことを話すときでも、言葉づかいが違うだけで周りの印象は変わります。例えば、苦手な人がいたときに、「あの人はうるさいから嫌い」と言うよりも、「あの人は賑やかだけど私とは合わない」と表現したほうが柔らかい印象を持たれやすくなります。
また、ネガティブな考えはさらにネガティブな考えを増幅させることが分かっています。不満や愚痴を言う前に、少しでもポジティブな表現に言い換えられないか考えてみるといいでしょう。
目標を立てることで前向きに努力しやすくなり、目標を達成することで自分に自信をつけることができます。しかし、目標が大きく漠然としていると、どのような努力をすればいいのかが分かりにくく、無気力になったり目標を達成しづらくなったりします。そこで、次のようなスモールステップという考え方が役に立ちます。
何か目標を立てるときには、大きな目標までの過程を細かく小さな目標に分けて、それらを少しずつ達成していく方法が良いことが分かっています。一つひとつは小さな目標になるので達成しやすく、達成するごとに自分に自信をつけることができます。
同じように、明るくなりたいという目標も小さなステップに分けることができます。例えば、「自分から挨拶する」「自分から相手に話しかける」などといったように、着実にできそうな目標を少しずつこなしていくことで、明るい自分を目指しやすくなります。
様々なことに興味を持っていると、1つのことについて落ち込みにくくなります。趣味にできそうなことや仕事に関する知識など、まずは情報を集めたり体験してみたりすることで、興味を持ちやすくなるのではないでしょうか。そうした意欲的な姿勢も、明るいという印象につながりやすくなります。また、様々な興味を持つことで、新しい目標も見つかりやすくなります。
明るい性格を目指していると、どうしても自分の内面にばかり着目してしまいがちですが、先述の通り、他人からどのように見られたいかということが自分の目指す姿に直結することを考えると、自分の見た目に着目することはとても重要だといえます。
見た目の変化は他人の印象に大きく影響しますので、人と話すときは姿勢を正すように心がけたり、出かける前に身だしなみを整えたりすることで、明るい性格に近づきやすくなるでしょう。
明るい人と一緒にいると、自然と楽しい話や嬉しい体験ができるので、自分も明るい気持ちになることが多いでしょう。また、明るい人と一緒にいることで、考え方や言葉の使い方などを真似しやすくなり、前向きな自分に近づくことができると考えられます。
他人からどのように思われたいかということが自分の目指す姿に直結することを考えると、やはり自分が他人から良く思われていなければ、明るい自分を目指すことは難しいでしょう。自分は何もしていないけれど相手から良く思われるということはなかなかありません。そして、自分が他人から良く思われるための行動は、周りの人の幸せを考えることでできるようになるでしょう。相手に喜んでもらうためには何ができるかを考える癖をつけることができると、明るい性格に近づくことができるかもしれません。
明るくなりたい、前向きになりたいという人は、他人からどのように見られたいかをイメージすることで、自分にとって無理のない現実的な目標を立てることができるでしょう。言葉づかいを変えて自分の気持ちを表現したり、周りの人と協力し合ったりすることで、明るい性格に近づきやすくなると考えられます。
うららか相談室のカウンセリングでは、カウンセラーと一緒に、自分の内面についてじっくりと向き合うことが可能です。ビデオ・電話・メッセージ・対面形式から好きな方法と、自分に合ったカウンセラーを選んで、明るくなりたい悩みを相談していただくことができます。