長い人生、一度や二度は、何をやってもうまくいかないと感じる瞬間は、きっと多くの人にあることでしょう。そんな気持ちになってしまうのはとてもしんどいものですが、どうしてそうなってしまうのでしょうか。この記事では、その原因や乗り切り方などを考えていきます。
目次
- おわりに
何をやってもうまくいかないと感じるとき、何がその原因になっているのでしょうか。
・失敗や挫折の体験
受験や就職で希望通りにいかなかったなど大きなライフイベントでの挫折経験や、家族との不仲、仕事でのミス、人間関係の問題、病気の発覚など、何らかの現実的な困難がいくつか重なれば、自分の身には悪いことばかり起きているような気分になってしまうのは自然なことと言えます。
・やり方に問題がある
苦手なことや経験の浅いことを無理してやっている、優先順位が適切でない、周囲への説明不足で思うような協力や理解が得られないなど、そのときすべきことや自分自身に合わないやり方をしている場合、うまくいかないことが増えるため、おのずと何をやってもうまくいかないと感じやすくなります。
・疲れやストレスが溜まっている
誰でも、疲れやストレスが溜まっているときは視野が狭くなりがちです。よく考えればうまくいったこともあるのに、視野の狭まりによってそれが見えなくなってしまえば、うまくいかないことばかりだという思い込みが発生することになります。
・頑張りすぎている
また、人生何もかもうまくいかないと感じる背景には、「これだけ頑張ってきたのに」という思いがあることも多いものです。それなのに思うような結果が出なければ、そう感じるのも自然なことです。知らず知らずのうちに頑張りすぎていることも、何もかもうまくいかないという気持ちの原因になり得ます。
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状況はさほど変わらなくとも、何もかもうまくいかないと感じる人と、そうでない人がいます。前者にはどのような特徴があるのでしょうか。
・理想が高すぎる
「うまくいっている」と感じられる基準を現実的なレベルよりも高めに設定している人、理想が高く、そこに到達しなくてはならないと思っている人は、その人にとって満足できる現実や結果を出すのが難しいので、どうしても「何もかもうまくいかない」と感じる機会が増えてしまいます。
・ネガティブな思考や行動の癖
失敗や挫折などつらい経験は、人の記憶の中に強く残ることが多々あります。そして、また失敗するかもしれないとの恐怖から、成功体験につながるような行動を起こせず、ますます「うまくいかない自分」というイメージを強化させてしまいます。
また、人と比べて「あの人はあんなにうまくいっているのに」と考えてしまうなどネガティブな思考の癖がある人は、うまくいかないという思いを現実相応以上に強める傾向があります。
・慎重で自責的な性格
主体的な行動や新しいことへの挑戦がなかなかできないような慎重な性格の人は、失敗のリスクは回避できたとしても、「うまくいった」という実感を持つにも至りません。
また、何かあったときに過剰に「自分のせいだ」と感じやすい人も、うまくいっているところに目を向けにくいため、状況を実際よりもネガティブに受け止めてしまい、うまくいかない思いを抱きやすいと考えられます。
・人への相談や助言の受け入れが苦手
困ったなと感じることがあっても相談できない人や、他者からアドバイスを受けても自分のやり方で進めたい傾向が強い人もまた、より適切なやり方にたどり着きにくくなるため、うまくいかないと感じることが多くなります。
人生何もうまくいかないと思えてしまうときには、どんな対処法があるでしょうか。
・ゆっくり休む
うまくいかないと感じるまでには、それ相応の頑張りやそれに伴う疲れが生じていることが多いため、まずはゆっくり休むのが一番です。頑張る癖がついている人は、疲れを自覚するのが苦手だったり、疲れたと感じてはいても「これくらいで休んでいてはいけない」と考えたりすることもあるため、なんだかうまくいかないと感じた時点で一息入れてみるのも大切な対処法だと思われます。
・人に頼る
自分なりに頑張っていてもうまくいかないときは、人の力を借りてみましょう。状況を話して相談に乗ってもらったり、人からの助言を取り入れたりと、これまでとは異なる他者の視点を入れて考え直すことで、突破口が見つかることもあるのではないでしょうか。
・好きなことをする
好きなことや得意なことは、比較的スムーズに進むことが多いはずです。好きなことをしてホッとする気持ちや嬉しさ、楽しさなどを感じる機会を持ち、人生否定的なことばかりではないという実感を得るためにも、気が向かなくても敢えて好きなことをする時間を取り入れると良いでしょう。
・専門家に相談する
うまくいかない感覚や気分の落ち込みが続いて、自分や周囲の人たちの助けだけではどうにもならないときは、医師やカウンセラーなど専門家に相談することも考えてみましょう。
友人知人には話しにくいことも遠慮なく話せて、専門的な視点を含めた対処法を一緒に考えていくことができます。
思い込みではなく、実際にうまくいかないことが重なる場合もあり得ます。そんな時期の過ごし方やメンタルの切り替え方にはどのようなものがあるでしょうか。
・他者視点や長期的な視点で考えてみる
長い人生、うまくいく日々もあれば、うまくいかない時期もあります。うまくいかない時期が続くと、他の人たちはうまくいっているのに、なぜ自分だけうまくいかないことばかりなのだろうと思えるのも自然なことです。
ただ、他の人に聞いてみたら、うまくいかないこともあるけれど、それを見せないようにしているだけかもしれません。自分だけではないと分かれば、少し気持ちが軽くなることもあります。逆に、うまくいかないと思っているのは自分だけで、周りからは意外としっかりできているように見られている可能性もあります。
また、否定的な捉え方から脱却するには、この時期がずっと続くわけではない、悪い時期があれば良い時期もあるだろう、と少し長い目で考えるのも有効な方法です。
・記録をつける
うまくいかないと感じながら過ごしていると、知らず知らずのうちにうまくいかないことに焦点を当ててしまいがちになります。客観的な見方を取り戻すべく、記録をつけてみるのも悪くない方法です。
日々、うまくいったこと・いかなかったこと・どちらでもないこと(普段通りのこと)に分けて、感情を入れずに事実だけを記録していくと、思っていたほどうまくいかないことばかりでもないことが分かりやすくなります。
・うまくいく/いかないの線引きを見直す
どんな状態を「うまくいった」「うまくいかなかった」と捉えるかは、人それぞれ異なります。すべてうまくいかないと思える場合、「うまくいく」の基準が現状に見合わないのかもしれません。
何をもって「うまくいく/いかない」と判断するか、その線引きを見直して、少し基準を緩めて「これくらいでも大きな問題はない」と捉え直すことも、試してみると良いでしょう。
何もかもうまくいかないと感じる時期は、心も体も弱っている時期とも言えます。そのようなときにはどう過ごせばいいのでしょうか。注意点をいくつか見ていきましょう。
・過剰に頑張ろうとしない
うまくいかないのは自分の努力が足りないからだと考えて、さらに仕事や自分へのタスクを増やして頑張ろうとすると、ますますしんどくなってしまいます。何もかもうまくいかないと感じているならば、今以上に頑張ろう、何かしようとするのは控えた方が良い時期です。
・大きな決断は控える
大きな疲れやストレスがのしかかっている時期には、通常時に持てている適正な判断力が低下していると考えられます。このような時期には、退職、離婚、借金などの人生にかかわるような大きな決断はしない方がよいでしょう。
・早めの受診を検討する
何をしてもうまくいかない、何も良いことが思い浮かばず悪い方にばかり考えてしまう、というような否定的な思考は、うつ病や抑うつ状態の症状とも重なるところがあります。このような思考で頭の中がいっぱいになり、現実的な対処だけではどうすることもできないときや、不眠や頭痛、吐き気など身体症状があらわれてきたときは、早めに受診を検討しましょう。
人生何もかもうまくいかないと思えてしまうのは何もおかしなことではありませんが、非常に苦しいですよね。「そんなときもある」と考えて切り替えができればいいですが、そうでない場合は、ご紹介した対処法を中心にできそうなことからお試しいただけたらと思います。
それでもメンタルの切り替えが進まない時は、お早めに専門家に頼ることも選択肢に入れてみてくださいね。