>お金がない、借金の悩み。カウンセリングで解決できる事があります

お金がない、借金の悩み。カウンセリングで解決できる事があります

生活・お金
執筆:社会福祉士 行成 ひとみ
2019.12.28

生活するうえでのお困りごとの上位に、お金の問題があります。

厚生労働省によると、2017年の国民生活基礎調査で「生活が苦しい」と答えた世帯は全体の57.7%と回答しており、増加傾向にあるそうです。

更に消費税の増税や、毎年上がっていく社会保険料で、生活が苦しい人は一層増えているのではないでしょうか。

借金の種類と性格

お金の問題、というと真っ先に思い浮かぶのが借金です。

借金には、住宅ローン、奨学金や教育ローン、クレジットカードや消費者金融など、様々な性格のものがあります。


住宅ローンの場合は、住宅ローン控除など負担軽減をはかる仕組みがあります。また、借り入れる際にはファイナンシャルプランナーや銀行の担当者と一緒に、収入と返済のバランスを考慮しながら借り入れをすることも多いため、世帯主の失業など思いもよらぬことがない限りは家計の中で固定費として問題なく処理できている場合が多いかと思います。


次に奨学金教育ローンですが、このタイプの借金はもともと所得が少ない家庭が利用する傾向の高いものです。また、「進学に必要だから借りた」ために「返済のことまでは考えられていなかった」という方も多くいらっしゃいます。そのため、これらの借金を抱えている場合、何百万と借りたはいいものの、返済のために苦しい生活を強いられている方も多いのではないでしょうか。


最後にクレジットカード消費者金融ですが、これらの借金の特徴は利息が高いことにあります。利息が高いために、返済してもなかなか元本を減らすことができません。そして返済することで手元の現金がなくなり、また借り入れてしまうという借金地獄におちいってしまう方もおられます。


貧困の連鎖を止めるには

貧困は自己責任と見る人もいますが、貧困は連鎖するものです。奨学金についてもそうですが、そもそもお金に困っている家庭では、子どもに「うちはお金がない」となかなか伝えられないために、お金について触れ、学ぶ機会が少ないというケースがみられます。

逆に、お金にゆとりのある層は、将来子どもが困らないように金銭教育や投資教育を行っているケースが多いのです。

これでは、貧困が連鎖するばかりか、格差が拡大してしまいます。


貧困の連鎖を止めたい、という面では、子どものいる家庭ではまず子どもにおこづかいを通して金銭教育を行い、「お金はなくなったら何も買えなくなる」という金銭感覚を身につけさせる必要があります。そのために、毎月一定額をおこづかいとして渡し、子ども自身が考えてお金を使う練習をするとよいでしょう。