永山 唯
(ながやま ゆい)女性
臨床心理士・公認心理師
紹介文
在宅介護を行う方のカウンセリング経験が豊富で、認知症等を専門とされているカウンセラーさんです。ヤングケアラーや介護施設職員の支援も行われています。老年期だけでなく、幅広い年代の方との相談経験をお持ちで、様々な相談内容に対応されています。
カウンセラーからのメッセージ
※大変恐れ入りますが、カウンセラーの事情により、12月30日からメッセージカウンセリングの新規受付を停止させていただく予定です。再開時期は未定となっております。
はじめまして。公認心理師・臨床心理士・老年精神医学会上級専門心理士の永山唯です。
私は、老年精神、主に認知症を専門とする心理士ですが、中でも介護者カウンセリングが専門です。介護者カウンセリングという言葉はあまり聞きなれないと思いますが、私はケアする側のケアをしたくて心理士になりました。元々は、在宅介護をされる方へのカウンセリングを中心に行っておりましたが、施設職員さんへのメンタルケアなどもさせていただいています。また、現在は、ヤングケアラーの方々の支援も積極的に行っております。
大学病院に長く勤務していたこともあり、老年期のみでなく、老若男女問わず、様々なケースを担当させていただきました。
ただ、やはり精神科にいると、問題が複雑化・深刻化してから来院されることが多く、もっと早い段階で何かしら携わる機会があれば良いのに…と常々考えていました。
施設職員さんやヤングケアラーの方々への支援に関しては、相談するという発想自体がない方や何かおかしいと感じつつもやり過ごしている方、困ってはいるけど言葉にできない方など、精神科で担当するカウンセリングとの違いがあることを知りました。その中で、かなりの数の方から、「自分のことを大変な人、変わった人、かわいそうな人、弱い人と思われたくなく」などという言葉を聞き、カウンセリングを受ける人に対してそのようなイメージがあることを知りました。そのため、まずは、「心理士に相談することは特別なことじゃないんだ」と思っていただきたいという思いに私も変わりました。
私はいつも皆様に「喉が痛いなと思ったらのど飴舐めたり、今年は花粉が酷そうだと思ったらマスクをつけたり、早めに薬を飲んだり…体の些細な変化やこれまでのパターンには気づきやすい方も多く、ご自分で早めに対処される方もいらっしゃいますよね?それと同じように心理士への相談ものど飴を買いに行くくらいのつもりできていただけませんか?」とお伝えしています。そのためか、相談に来てくださる方はかなり増えましたが、在宅介護をしている方は特に継続来院の難しさがあります。さらに、コロナの影響もあり、対面でのカウンセリングの継続の難しさなどを感じているときに、オンラインカウンセリングに可能性を感じました。
私が精神科で実施しているカウンセリングのベースは短期療法になりますが、自分の専門とする療法や領域に特化することなく、相談者様のご要望に沿った形で一緒に寄り添い今よりも少しずつでもご本人が良いと思える方向に歩いていくようなイメージをしています。
今、このページにたどり着いていらっしゃる方は、何か話したいことや不安なこと、解決したいことがあられるのかもしれません。こんなことと思わずに、どんな些細なことでも結構です。声や文字に出してお話してみてください。
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資格・経歴
大学院修了後、大学病院での研究補助員や認知症疾患医療センターの専任心理士、リエゾン心理士等を経て、民間病院の心理室の立ち上げを行いました。専門は老年精神、主に認知症であり、介護者支援をメインに行っています。ただ、大学病院や民間病院勤務時には、老若男女問わず、様々なケースを担当させていただきました。現在は、認知症専門のクリニックに勤務しながら、ご本人様の認知機能評価や疾病受容、ご家族様のケアを行っています。また、ヤングケアラー支援も行っております。