上畠 真紀
(うえはた まき)女性/東京都
公認心理師・精神保健福祉士
12/13 16:00〜 相談可能
紹介文
精神科・心療内科で20年ほどの相談経験をお持ちで、摂食障害やトラウマ、愛着についての相談を得意とされているカウンセラーさんです。対人関係療法やACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)などといった心理療法を取り入れたカウンセリングに対応されています。
カウンセラーからのメッセージ
初めまして。公認心理師・精神保健福祉士の上畠真紀と申します。
これまで20年ほどの間、精神科・心療内科で相談業務やカウンセリングを行ってきました。
訪問看護・訪問診療にて認知症の方の心のケアやそのご家族の方へのご相談を約 2 年経験し、その後は対人関係療法をベースにしたカウンセリングを行っています。
現在は、IFS(内的家族システム療法)や ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)、メンタライゼーションなどの概念を取り入れて、表面に表れている問題だけでなく根本的な問題(愛着やトラウマなど)も扱うようなアプローチを行っています。
摂食障害や不安障害、トラウマ関連疾患、愛着に関する問題などをメインに様々な精神疾患でお困りの方のカウンセリングを行ってきましたが、そのなかで今感じているのは、
・様々な症状はその方が自分を守るために必要な手段であることが多い
・何か困ったり悩んだりしている状況があるのなら、それは自分を守るために身に着けた方法(反応、ルール、価値観、こだわりなど)が思うように通用しなくなったり、その方法が周囲との価値観とぶつかり理解しあえないなどが原因であることが多い
ということです。
例えば、過食症の方はつらい気持ちを食べることで対処しようとしていることが多いですし、拒食症の方は不安が強まると痩せることでコントロール感を取り戻そうとしたりします。
トラウマ関連疾患の方は、過去の傷つき体験によるつらさをもう二度と感じないように過覚醒や解離症状など様々な症状で自分の身を守ろうとします。
強い不安や強迫観念などの症状も、その症状の後ろに隠された傷ついた記憶を抑え込むために役に立っていることも多々あります。
いわゆる PTSD を発症するような出来事でなくても、私たちはみんなつらい気持ちになるような体験をします。
そのたびに様々な方法(反応、ルール、価値観、こだわりなど)を身に着けていきます。その方法が自分を守るために機能している間は問題ありません。ですが、時としてそれは逆に自分を苦しめることになることがあります。
例えば、仕事に対する向き合い方がプライベートを犠牲にするほどにストイックで、周りが指摘しても、自分でも変えたいと思ってもどうしてもやめられない人は、もしかすると過去に自分の努力を認めてもらえなかったことで深く傷ついた経験があり、ストイックであることでそのつらさを二度と味わわないように必死に守っているのかもしれません。
ところが、自分自身ではいったい何のためにそれほどその症状や手段を手放せないのかわからないことが多いため、混乱してしまう方もいらっしゃいます。そして、症状が良くならないことや状況にうまく対処できないことで自分自身を責めてしまい、負のスパイラルに陥る方も多くいらっしゃいます。
夫婦関係や親子関係でお悩みの方は、自分では些細なことと思っているような傷つき体験が、現在のコミュニケーションバターンに実は関係しているかもしれません。
自分の傷つき(過去も現在も)やつらさに気づいてあげたり、自分の本当に必要としていることに気づいてあげるという、自分との関係を改善することから始めることで、対人関係が改善したり納得のいく方向に向かっていくことができます。ご家族などの距離の近い関係でも、職場や近所の知り合いなどの関係でも、自分を尊重する視点を軸に相手のことも尊重することができる心の姿勢を持てるようになります。
私と一緒にお困りの状況を整理して、自分の心の声に耳を傾けてみませんか?
そしてもし、傷ついた自分が見つかったら、その自分を癒してあげましょう。傷ついた自分が癒されたら、もう症状や様々な手段で自分を守る必要はなくなります。
そうすると、本来の自分らしい、本当に必要としている答えや方向性が見えてくるはずです。
私の行うカウンセリングは、クライアント様が自分で自分を癒したり、支えたり、リードしていけるようになることを目指します。
ご自分の中の『自分専属カウンセラー』を育てることに一緒に取り組んでみませんか?
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資格・経歴
これまで20年ほどの間、精神科・心療内科で相談業務やカウンセリングを行ってきました。訪問看護・訪問診療にて認知症の方の心のケアやそのご家族の方へのご相談を約2年経験し、その後は対人関係療法をベースにしたカウンセリングを行っています。
現在は、IFS(内的家族システム療法)や ACT(アクセプタンス&コミットメントセラピー)、メンタライゼーションなどの概念を取り入れて、表面に表れている問題だけでなく根本的な問題(愛着やトラウマなど)も扱うようなアプローチを行っています。