紹介文
小学校の中・高学年の担任や、不登校の中学生の相談相手として従事されてきたカウンセラーさんです。現在ハンガリーに在住されており、同性愛についての相談や、異文化理解、人種差別についての相談も得意とされています。
カウンセラーからのメッセージ
※2023年4月30日にうららか相談室での活動を終了予定です。
はじめまして。うすいだいちと申します。日本で小学校教諭として働いた後、現在はハンガリー在住です。
人生にはなかなか苦しい課題が与えられる時期がありますよね。そんな時、つい一人で頑張りすぎてしまったり、誰にも悩みを相談できずに思い詰めてしまったり…そんな時がありますよね。だけど、まずは一度気軽にお話してみませんか?
「いつも優しく話を聞いてくれる近所のお兄さん」— 私のことは、そんな感じで気楽に話せる相手だと思っていただけたらなあと思います。
私自身も、中学生の頃に保健室登校を経験し、初めてカウンセリングを利用しました。その時、自分と同じ目線で話を聞いてもらえたこと、それによってこころが救われたことは今でもよく覚えています。
他にも父からの暴力、両親の離婚、母子家庭での貧困生活、父の他界、過労による休職・退職…といろいろと経験してきました。そんな中でも、社会には厳しい言葉ばかりを投げかけてくる人もたくさんいますよね。だけど、周囲の支えのおかげで、私は苦しみながらもなんとか立ち上がってこれました。だから今度は私が、困っている方々に手を差し伸べられる人間になれればなあと思っています。
ヨーロッパに来て3年、異文化理解での苦しい思いやアジア人差別もたくさん経験してきたので、そうした海外生活での悩みにも共感できる部分は多いかと思います。
そして、同性愛者の皆さんへ。日本では同性愛の権利もまだ認められておらず、苦しんでいる方も多いのではないでしょうか。同性愛者にとっては、好きな人がいても相手が異性愛者だと告白すらできなかったり、ちょっとした恋愛トークも身近に話せる相手がいなかったり…といろんな場面で寂しい思いが重なってしまいますよね。僕でよければ、どんな些細なことでもお話聞かせてくださいね。
あたたかい紅茶でも飲みながら、ゆっくりゆっくりお話しましょう。
※ビデオ相談でお顔を見られたくないといった場合、カメラをオフにして相談を行うことも可能です。
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資格・経歴
日本で小学校教諭として勤務。主に中・高学年の担任として、子どもたちの親子関係や思春期ならではの繊細で多感な感情の揺れに目を向けてきた。不登校の中学生のメンタルフレンド(相談相手)としても勤務。その後ハンガリーの大学の語学講師を経て、現在は大学院に所属。「女性が輝ける社会づくり」の観点から、「過労で倒れてしまった人々に音楽療法が与えられる効果」に関するリサーチを行なっている。これまでに声楽を日本、ブダペスト、ウィーン、NY、シドニーで学ぶ。教育現場での経験、心理学、音楽を組み合わせた音楽(芸術)療法の分野に進むべく、学びを深めている。